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テニス・メンタルの影響(低次元)
- テニスのメンタル面による影響で困っている初中級レベルの方からの質問です。
- 緊張やストレスにより、普段当たり前のストロークやボレーができなくなってしまう症状があります。
- 対処法やコツを教えていただきたいとのことです。
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質問者が選んだベストアンサー
テニスプレイヤーでご質問者のような状況に陥るケースは少なくないのですが、そういう時に、メンタル面の問題として扱われることが多いようです。 でも、こうしたことは、精神的な強さとは無関係です。チョットした誤解や物事のとらえ方の違いで起こることで、解消するために精神面の強化などに取り組む必要は全くありません。 まず最初に、テニスというスポーツの難しさをご理解いただく必要があります。 普通レベルのストロークの打ち合いで、相手が打ってから、そのボールを打ち返すために使える時間は1.5秒程度です。どちらかがミスをしなければ、およそ3秒くらいの間隔でそれを繰り返すわけです。 ショートラリーでは球速はかなり遅くなりますが、距離も短いため、ストロークラリーより忙しくなります。 インパクトのタイミングが千分の10秒くらいずれると、インパクトのポイントは10cmくらいずれますが、それくらいずれると狙ったところには飛ばないでしょう。 つまり、コート上を走り回りながら、千分の数秒というタイミングコントロールをしながらラケットを振り、なおかつ、相手がミスしなければ、それを3秒くらいの間隔で繰り返すわけです。 さらに、テニスでは飛んでくるボールの状態は毎回異なります。スピードや回転量は全て異なり、上昇中か下降中かも異なるわけです。それらのボールを打ち返すのに、毎回同じスイングをしていたら、飛んでいく先はバラバラになります。一定のところに打ち返すためには、飛んでくるボールの状態に合わせて、毎回スイングを変える必要があるわけです。 このように、とても人間技とは思えないくらい難しいことを、テニスプレイヤーはプレー中にやっているわけです。 なぜそんなことができるようになったかと言えば、練習の積み重ねによる「慣れ」に尽きます。 数え切れないくらいのミスを繰り返した結果、飛んでくるボールに対して自然に身体が動いて、飛んでくるボールの状態に合わせて、適切なタイミングでラケットを振って打ち返すことができるようになったわけです。 ですから、「慣れで適当に打っている」というのがテニスの正しい打ち方なのですが、多くの場合、プレイヤーは自分の意識行動で打っていると思いがちで、言い換えれば、自分の身体を自分の意志できちんと動かせばミスを防げると考えているようです。 ですから、失敗したくない局面では、意識的に身体を動かそうとし始めます。そしてこれがミスの直接原因になるのです。 実際のプレーでは、身体で覚えたことを身体が勝手にやっているだけなのです。 車の運転に例えると分かりやすいかも知れません。 運転を覚える時は、教習所でハンドルの切り方やブレーキの踏み方などを指導されますが、普通に運転できるようになったら、周りの状況と行き先さえ分かっていれば、ハンドルの切り方やブレーキの踏み方などを気にしなくても、誰でも目的地に到達します。 ハンドルの切り方やアクセル・ブレーキの踏み方という具体的な運転操作は、無意識化・自動化されてしまっているため、そこに意識を向けなくても、周りさえ見えていればスムーズに走れるわけです。 ですが、そういう状態で急にハンドルの切り方などに注意を向けたりすると、車の動きはギクシャクしてしまうでしょう。 プレー中に打ち方を気にするというのは、これと同じです。 身体で覚えたことは、身体にまかせてやらせておけば良いのに、自分の意志で打とうとし始めると、身体の動きがギクシャクして、タイミングも合わなくなります。 テニスのプレーは、カーブの連続する道を高速で走り抜けるような忙しさですので、そんな時にブレーキの踏み加減などを気にしていたら、道を飛び出してしまいます。 いつもは「慣れ」で打っているのに、状況が変わって失敗したくない気持ちが強くなると、自分の身体を意識的に動かそうとし始めます。そうすると、そんなことは今までやったことがないので、どうやって打てば良いかも分からなくなります。そこからパニックが始まるわけですが、そうなってからでも遅くはありません。次のことにトライしてみて下さい。 まず、ボールの音を聞くことに集中して下さい。ボールの音とは着地音とインパクト音です。こちらのコートだけでなく相手コートのそれも聞き取って下さい。 次に、行き交うボールがどんなふうに回転しているかを常に見続けて下さい。さらに、自分が打つ時にボールが止まって見えるくらいに凝視して下さい。できれば、フェルトの毛が見えるくらいに。 このように、目と耳を強制的にボールに向けると、身体がボールに合わせて自然に動き始めます。 人の意識は同時に複数のところに向きにくいので、ボールに意識が集中すれば身体操作への意識が減ります。 逆に言えば、これまでは身体に意識を向けることでボールへの意識が低下して、ボールへの反応が悪くなっていたのです。 ザワつく試合会場でも、シーンとした中でボールの音だけが聞こえるくらいの状態に入れれば、無意識のうちに身体がボールに反応して、最高のパフォーマンスが発揮できます。 そして、最初に書いたように、テニスはとんでもなく難しいので、ミスが出るのは当たり前のことだということを忘れないで下さい。ミスして感情が揺れ動くのは、それを忘れてしまっているからです。 アウトやネットは誰もが繰り返す当然のことで、テニスは、相手がミスするより自分のミスが遅ければポイントが取れるゲームだということを忘れないで下さい。
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- fg5_sinnyo
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昔、似たような症状を持っていたことがあります。 その時、試して最も効果があったことは、 ・打点を前で球を打つこと! それでもだめな場合は、ストロークに関して言えば、 ・ワンバンしてちょっと下がってきたところを下から上にすくい上げるイメージで打つこと! 上記二つを組み合わせれば速い球は打てなくてもアウトは随分減るんじゃないでしょうか? ちなみに、今はそのような症状はまったく出なくなり、 どこからどう打ってもコートの中にボールが入る感覚があります。 やったことはただひたすら練習しまくったことです。 試してみて下さい。
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
追伸です。 いま試合のことを書きましたが、試合は横に置いといて貴方の場合は練習時ですから別な方法があります。 1.まずボールに対して正しい位置に移動していつもと同じスタイルで打てる位置に足を置く。 2.手打ちにならないように身体全体を使って球を送り出すように打つ。手で打たない。 3.ラケットの真ん中で打てるようによくボールを見て打つ。 こうすれば練習の場合は大丈夫です。 試合は勝たなきゃいけないので普通に打っていると打ちこまれるのでより大きなプレッシャーがかかります。
- nishikasai
- ベストアンサー率24% (1545/6342)
仕方ないです。誰にでも多少あります。 先日スクールのクラス対抗トーナメントの決勝まで行きました。 6ゲームとられたら負けで 四勝五敗になりました。あと1ゲームとられたら負けという状況になって腕が動かなくなりました。負けられないと思うと固くなっちゃうんです。しょうがないです。そういう人っています。いますから相手は「ああ、この人は固くなってるんだな」と思うだけで大した問題でないですからリラックスして行こうよ。