制作と一言で言っても、色々あります。まずイメージするのが原画でしょうが、普通は動画をやらされます。他にも、脚本、画コンテ、キャラデ、色指定、デジタル色彩・彩色、編集、動画査、撮影、さらにそれらを円滑に進めるための進行などがいます。携わる仕事によっては画の技量も必要ありません。
色指定は色彩技能の資格があります。なくても問題ありませんが、持っている人もいます。知識があると、外部発注のときちょっと便利なときもある、と何かで読んだことがあります。それ以外の仕事には資格は必要ありません。探せば民間資格で色々でてくるかもしれませんが、そういったものには詐欺まがいのものもあるので、基本的には会社や関係者から言われるまで取得しないほうが無難です。
専門学校に行くと、講師の人からコネクションを得ることができる場合があります。講師の人は、元大手制作にいた人だったり、現在も所属しているセミリタイア組だったりするからです。
また最近は、大学のサークルに所属してオリジナル作品を作り、コンペに参加したり大手製作会社に持込をしたり、動画サイトに投稿したりイベントに参加したりと、製作会社の目に止まる機会が増えました。在学中はこういうの活動をしながら、制作会社のスカウトを待つ、というのも有りかもしれません。 具体名は忘れましたが、有名な原画の人に、そういうスカウト組がいます。また余談ですが、ガイナックスは大学サークルが元になっています。
給料ですが、大雑把に言うと、動画マンだと一日10時間から13時間くらい働いて、年収50万から70万程度です。大手はもう少し高いですが(特にジブリは別格)、大体こんなものです。覚悟しているとおっしゃいますが、現実的に考えれば実家住まいか十分な援助を受けられる裕福な家庭環境の持ち主か、バイトしながらの片手間仕事でも十分通用する才能の持ち主か、子供の頃から絵しか描かなかったとんでもない実力者でなければ厳しい仕事です。
今のアニメ専門学校は、原画以外の仕事についての授業もあると聞きましたので、とにかく何でもいいからアニメーション関係に携わりたいというのなら、専門学校に入って色々話を聞くのもいいかもしれません。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 自分の覚悟がまだまだ甘かったと自覚させられてしまいました。 ですが、諦めきれないので頑張って方法を模索していこうと思います。