舞台だけで食っていたモノです。
残念ながら、今の日本では舞台だけで食べていくのは
困難です。
なぜなら、毎日・一般的な仕事のように公演等があるわけではなく、それを社会的に仕事として認められにくいからです。(趣味の延長と取られがち)
そして、劇団自体が会社として確立していないことから、
お金を出し合って劇団運営、というのも一般的な現状です。
しかし、私が勤めていた劇団は、日本で珍しく
株式会社でした。
小学校を中心に公演を行っている「児童劇団」です。
小学校だけでなく、全国の親子劇場等でも公演していたので、年の1/3は公演、1/3は稽古や事務仕事、1/3が休みというスケジュールでした。
(実際はもっと忙しかったですが、それが表向き)
「株式」なので、ちゃんと給料が少ないながらでました。
「株式」といっても一般に出しているわけではなく
劇団員が全員株主でした。
(色々理由があるんですが、劇団員以外が株主になると
経営に発言権が出るので、思想を重んじる劇団には
ちょっと問題があった・・・らしい(^^;)
こんな劇団もありますし、兵庫県には県立の劇団もあります。
こう言うところにはいれば、給料はもらえます。
ただ、凄く少ないです。その中でやりくりしている自信があるならば徹底的に調べてやればいいと思います。
それが無理だと思うのならば、プロではなく
アマ劇団に所属して、本職を他に持つべきです。
それだったら就職してもフリーターでもいけます。
公演も年に2~3回ぐらい出来ます。
プロの公演は半端じゃなく厳しいです。
よく「親の死に目に会えない」って言いますが、
まさにその通りで、私は祖母の葬式にでれなかったし
(お通夜にはかろうじてでれましたが)
父が心臓発作でICUにいるときに旅公演で長野にいました。
これが理由で辞めたようなもんです。もちろん他にも辞めた理由はあったのですが。
本気でやろうと思えば、どんな状況でも出来るというのが本音です(^^;
でも、よりよい状況でやろうと思うのならば、
お金がもらえるところで、なおかつ自分がやりたい芝居に合っているというところを根性で見つけるしかありません。大変なことですが、頑張ってください。
聞きたいことがあったら補足してください。
分かる範囲でお答えします。
お礼
たくさんのアドバイスありがとうございました!なるほど・・・やはり私自身の気持ち次第ですよね。実は私も少し前にやっていた芝居の稽古中に祖母が亡くなりましたが、家に帰る事はできませんでした。そういった辛いことも多々ありましたが、どうしても芝居にかける思いはなくすことができません。とても自分勝手なことだけど、みなさんもそういったことに耐えながらやっているんですよね。ただ、就職しても芝居はできると聞いて、正直ほっとしたのは確かです。自分に合うところを探してみます。どうもありがとうございました!気持ち的にも落ち着きました(^o^)丿