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ホスピスでアルブミン点滴を行えるか?
- 父親の肝硬変と癌により、ホスピスを申し込んでいます。ホスピスでは基本的に治療は行わないが、アルブミンの静脈注射をすることはあるのか疑問です。
- 現在入院中の父親は腹水が溜まっており、余命1か月宣告を受けています。一般病院では状態が悪化した場合にアルブミン注射をすることが示唆されていますが、もしもホスピスに移ることになったらアルブミンを受けることができなくなるのか迷っています。
- ホスピスでもアルブミンなどの治療を行っているのであれば、喜んでホスピスに移る覚悟です。情報をお持ちの方は教えてください。
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>ホスピスから入所許可の連絡が来てしまったら ということは、ホスピス病棟へ転院するために、事前に病院の概要について話をきかれている状態ということでしょうか? まず、根本的な部分としましては、「ホスピス」に行く理由ってどのような理由で行くんですか?という部分です。といいますのも、 ホスピス(緩和ケア)の定義が、簡単に記載しますと、”癌性疼痛(癌によっての苦痛)がある方、またはその家族に対して、苦痛を緩和し、生活の質をあげる治療” という目的の病棟です。 誤解を招く、書き方になるかもしれませんが、例え、癌を患い、1ヶ月という短い余命であっても、癌によっての苦痛がなければ特に入院する方向にはならないのが、今の病棟の定義です。(今までは、余命は概ね半年以内などという簡単な入院判定基準みたいなものがありましたが、現在は、そのような部分より癌性疼痛があるか、ないかでの判断となります) 少しでも、癌に対しての治療をまだ希望していきたい!という思いが強いのであれば、現状の病院に相談されたり、他の病院へ相談するセカンドピニオンなどの選択肢もあると思います。まずは、ご本人様が何を望んでいるのか、(例えば、残りの時間を家で暮らしたい、家にいると家族に迷惑をかけるし、具合悪くなった時、家だと不安だから病院で過ごしたいなど)を聞き、また、ご家族様の受け入れ状況(例えば、本人が帰りたいといっても、日中仕事でいないから難しいなどの状況)も加味しながら、残された時間が少ないのであれば、そのような部分を主体に考えていくのが、ホスピス(緩和ケア)です。 話が最初から脱線しましたが、 ”ホスピスは治療をしないところ”という認識があるようですが、そのようなことはありません。”癌”そのものを根治しようとする”治療”は出来ませんが、癌によって起こりうる症状の緩和であったり、その他の新たな症状があった場合の治療、という部分はします。 ただ、例えば、今までの病院では点滴をしていたのに、点滴をしない、または点滴の量を減らすことは考えられます。あくまで、身体の状態によってですが、ある一定の状態を超えた場合によっては、点滴を継続してするより、点滴の量を減らす、または点滴をやめる、といった選択肢の方が、本人によってプラスに働くことがあるからです。 また、違う観点から、 アルブミン製剤を入れる目的によって、するか、しないかが変わると思われます。ホスピスは”癌性疼痛の緩和”を目的とした病院ですので、アルブミンの点滴をすることによって、本人の身体が楽になる、という目的で点滴をするとしたら、可能だと思いますが、とりあえず、アルブミンの数値が下がっているし点滴をしてほしいという家族の希望であれば、意義が大分違ってきますので、難しいのではないかと感じます。(あくまで、判断は、その病院、担当医となりますので、一番良い方法は、直接、名前の挙がっている病院へお聞きすることが最善の方法だと思います) 最後に、”癌性疼痛”(癌によっての苦痛)は人によって様々です。癌になったことによって、食欲がなくなったことが苦痛、痩せたことは苦痛、体力がなくなって歩けなくなったことは苦痛、病院に入院していることが苦痛、家族に迷惑をかけていることが苦痛、痛い、息苦しい、だるい、どうして癌になってしまったんだろう、という感情、身体がむくんでいることが苦痛・・・癌の部位によって、または人によって、”癌性疼痛”は様々です。 そのような”苦痛”を少しでも緩和して、楽に生活できるよう、また、身体が少しでも楽になったら、それから、どのようなことをしたいか、なども含めた部分がホスピス(緩和ケア)ですので、もし、緩和ケアを希望されているのであれば、その部分を考慮しつつ、アルブミン製剤点滴を継続する理由などもふまえつつ、今後のことをご相談されたほうがよろしいかと思います。
補足
ご回答には感謝しますが、上記のようなことはすべて存じております。 ホスピスの定義や、入所の目的など、それを理解していないと申し込みもできませんし、現在の緩和ケア病棟に入院するにもその程度の知識と理解は必要でした。 それを踏まえた上で、ホスピスではアルブミン投与という治療を行われているのか、現実的な「情報」を知りたくて質問させていただいた次第です。