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視神経乳頭陥凹と診断された34歳女性の症状と検査結果
- 34歳女性がコンタクトの定期検査で視神経乳頭陥凹と診断されました。眼圧や視野検査には異常がなく、緑内障初期の症状と伝えると別の眼科では「生理的な視神経乳頭陥凹」と判断されました。
- 緑内障になる可能性があるか尋ねると、先生は「0ではないが、他の人とまったく同じ」と答えました。検査では眼圧や視野検査、散瞳薬での眼底検査などが行われ、生理的な視神経乳頭陥凹であると判断されました。
- 緑内障初期の症状があると診断されたため、都内の有名眼科に相談しましたが、生理的な視神経乳頭陥凹と判断されました。もっと質問しておけばよかったと後悔していますが、他の病院に再度相談するかどうか迷っています。アドバイスが欲しいです。
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視神経乳頭陥凹自体は視神経乳頭のある部分の名前で、ここが拡大するのが緑内障のひとつの特徴です。緑内障は特徴的に視神経に障害が起こり、視野が欠ける病気で、眼圧が高ければはやく悪化しますが、眼圧の低いタイプの症例も多いです。 視神経乳頭の初期の変化の評価は眼科医によって違うことがあります。ちょっと左右差があるので危ない、という解釈もありますし、左右差があっても正常範囲だ、という判断もあります。今回はそうではないですか。疑わしいものはなんでも様子見る先生もいれば、事実上問題ないのでむしろあまり心配しないほうがいいという先生もいます。 眼圧に問題なく(青い棒、というのは、ゴールドマン眼圧計でしょう、眼圧測定の標準になっています)初期としてもそのレベルであれば、数年ではまず異常がでることはないという判断もおかしくないでしょう。 なににしても、どこにいっても絶対的な評価は無理ですし、また評価を得たところで将来についてなんの保証にもなりません。 緑内障を疑う眼科医もいるのでときどき眼のことは気にしよう、でいいと思いますが。 ただし、、、 緑内障の患者はけっこう神経質な人が多い、というのは根拠がないながら眼科医の間ではなかば定説化しています。あまり気にされるようですと、ああそうなのかもしれんなあというふうには思われるかも。
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視神経乳頭陥凹とは眼底の中にある視神経が凹んで見えることをいいます。 視神経乳頭陥凹=緑内障ではありません! たとえば禁止の強い方では視神経は陥凹してることがよくあります。視神経の形は千差万別です、凹んでる人もいれば、平らな人もいます。 だから、生理的乳頭陥凹という名詞がでてくるわけです。 ただし緑内障の臨床所見として視神経の形態は非常に重要です。緑内障は眼圧(眼の中の水圧)により視神経を圧排し視野障害をきたす疾患と言われてきました。(これは昔の定義であり、現在は通用しません) 眼圧により、視神経を圧排することで、視神経が凹む、すなわち視神経乳頭陥凹は緑内障を疑う所見の一つと思います。 しかしながら、視野検査で正常な場合は絶対に緑内障とは言えません、緑内障学会の決めたガイドラインに緑内障の定義として視野の異常が入っているためです。 よって最初の眼科での説明の緑内障の初期という言い回しは間違いです。 視野検査は簡単にでき保険点数も高いので、小さな診療所では稼ぎ頭ですからすすめたくなるのでしょう。 しかし緑内障はいつ発症するか分からず、初期ではまず症状も出ないので、ここで安心して検査を受けずに5年、10年後の後悔しないことを祈ります。 まあ本当に視神経に陥凹があるのなら、1年に1回程度の視野検査は受けておいた方が賢明でしょう