日本にハブ空港は必要か
テレビ番組で、JALが赤字になり実質国営化されるにいたるだろうと放送され、JALが次々と地方空港への便を廃止しているいるのは問題としていました。98空港のうち6空港だけが黒字であると報道されていました。成田、大阪国際空港を大きくできなかったために、国際空港の機能を地方に分散させ、その地方空港が韓国の仁川空港をハブ空港として使用したために、まさます成田、大阪空港の地盤沈下が起きているとのことです。ましてや韓国は国家戦略として仁川空港を巨大化し、3750m滑走路を4本もち世界のハブ空港のなかで最も人気の高い評価を得ているとのことです。
テレビのリポーターは地方空港が脱・国交省の動きを見せ、国交省の世界戦略がないと問題視していました。国交省は成田を大きくする予定はないと言明しているようです。
確かに成田闘争や大阪の飛行機騒音裁判をみれば、狭い日本で私有権の主張も強い状況で、新しいハブ空港を作るのは容易ではありません。
また、日本は国際収支も韓国を引き離しており、ハブ空港機能を韓国に奪われたとしても、日韓関係からみれば悪くない選択ではないかと考えました。海運も釜山がハブ港としての機能を高めているようです。
世界貿易の関係からみても、日本がどの分野でもトップを握り、世界の金を日本に集め、巨額の黒字を出し続けるのは他の国を困らせることになるのが心配です。自動車産業などで勝ちすぎて、ウルグァイラウンドで農業分野を萎縮させざるを得なくなったのは苦い経験と思います。
食料自給率をあげる政策への転換を図るためには、若干の赤字を継続した方がよいように思います。
とにかくも、ハブ空港としての地位を仁川に奪われていてもいいんじゃないかと思うのは駄目でしょうか?
お礼
ありがとうございました。