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為替について
ドルやユーロは現在金利高なのに、為替相場ではリスク回避のため金利安の円が買い戻されているのは何故でしょうか。現在のように大地震と大津波に伴う原発事故等により、日本は国際的に大変な窮地におちいっているの に、弱い立場の円が買い戻される意味がわかりません。どうぞ教えて下さい。
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確かに大震災によって日本の低金利が長期化する可能性は十分ありますし、今年の3月の経常収支が赤字に転落する可能性は有り得ます。 ただし、円、ドル、ユーロの金利水準その物に大きな変動が無ければ、金利差はそのままなので為替レートを動かす材料にはなりません。 もうひとつ重要な事は高金利通貨バブル(2005年~2007年前半)にかけては円に対して外国通貨の方が金利が高くて、これが1984年以前にあった米国高金利時代に匹敵する円安バブルを招いたと言われていますが、その人たちが高金利通貨を手にした時に高金利通貨バブルが弾けて、大きな損失を抱えて市場から退場を余儀なくされた人が沢山いました。 その結果として、そんな人たちが再び高金利通貨を買えるだけの経済的な余裕があるのかと言えばNOでしょう。 ですから、単純に高金利だけで通貨が上昇するのではなくて、金利差が開くなどの要因と、高金利通貨を買えるだけの経済的余裕がなければできない話です。 少なくとも、今回の大震災の被災地では家が倒壊したり、原発事故によって仕事ができないなど、経済的余力を失っています。 仮に高金利通貨バブルの時代に高金利通貨を何らかの形で買って、バブル崩壊で1000万円程度の資金を失って、そこへ大震災によって家を失った人がどうやって高金利通貨を買うのでしょうか? ここから先は私の考えなので、必ずしも正しいとは限りません。 では、円高の要因ですが今までは投機的な円高と言われておりましたが、G7の介入によって投機的な円高は一段落ですが、これから復興に向けて円買いが起きやすくなると言われています。 例えば、復興関連株を買う時に外国通貨を円に換えるとか、家持ちの人が家の倒壊で外国資産(例えばグロソブ)などを売って生活資金を得るような事をすれば円高要因になります。 逆に、大震災によって日本の低金利が継続する事で日本と外国の金利差が開くことによる円安も考えられます。 最終的な判断は自己責任になるので、ここに書かれた事は質問者様でも考えて慎重にご判断ください。
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- qazwsx21
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ドル円、ユーロ円、ポンド円というようにドルや外貨を買うには円を売ります。逆にドルや外貨を売るには円を買います。だから、日本が借金だらけなどというのは関係ないです。また、保険会社は十分な円資産を持っていて、外貨資産を売って円を買う必要はないと財務省が見解を出しています。 では、なぜそんなことが言われるのか?為替の売買で儲けたい投機筋が、もっともらしい情報を流すからです。また、円高になって説明を求められる専門家と称する人が後からもっともらしい説を述べるためです。
お礼
ありがとうございました。
- kusirosi
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単純に 復興特需が来ます。 まもなく、東北地方中心に平年の数十年分の道路鉄道港湾ビル住宅防災設備の発注来るのです。 東京電力も、即急に一基数百億の新しい原子炉を何基も作らなくてはいけません。 家や職場失った被災者の仕事も、できます。 古くは関東大震災のときも、そうでした\(^^;)... というわけで、円の人気が上がっただけです
お礼
有難うございました。
- Hiyuki
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私も聞きかじった程度ですが。 1.円を持つ人、つまり日本人は証券などの架空の資産ではなく、不動産など現実的な資産を持つ割合が高く、破綻しても資産が0になるということが少ない。 2.保険会社が震災を受けた人に保険の支払いを行う際に、ドルなどの外貨資産を大量に円に変えると予想されるため、円買傾向が続き、円高になる可能性が高いと見られているため。 ということらしいです。 つまり、日本政府や状況はいまいちですけど、資産的に見ると手堅いし、円高傾向がまだ続くと考えられることが原因みたいですね。 逆に株は会社の資産価値が落ちて下落傾向が続くと考えられたことから、一時的にですが大幅に値を下げました。 変な話ですよね。
お礼
有難うございました。
お礼
ありがとうございました。大変よくわかりました。