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取引会社の民事再生について
取引会社が民事再生しました。 当社への支払は全て手形、当社ではそれを銀行でお願いして割ってもらったりして支払に当てていました。 また、手形をそのまま裏判をおして支払いとしてまわしていました。 裏判を押してしまったものは全て当社の支払となるのですか。 当社は小さな会社ですので、それにより他の会社からの手形も割れず、融資を受けることも困難になるのでしょうか
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厳密にいえば、その会社が民事再生の「申し立て」をした段階なのか、「受理」されたのか、「民事再生手続きが開始」されたのかによって対応が違ってきますが、とりあえず「申し立て」をした段階と考えて・・・ 要するにその会社は法的に「経営破たん」したので、一切の支払が出来ない状態です。つまり今手許にある手形はもちろん、既に割引したり回し手形に使ったものも、期日に支払はしてもらえないということです。 ですから、割引手形は買戻ししなければいけないし、回し手形分は他の支払手段に切り替える必要があります。 つまり余分な資金が必要になるということです。 といっても手形が無効になるわけではなく、債権の存在を証明するものとして持っておかなければなりません。 今後の流れとしては、民事再生が決定されれば、債権の何割かがカットされ残りを何年間かかけて分割で払われることになります。ただし多くの場合、銀行借入などの金融債務にしわ寄せして、小口の支払資金は優先することが一般的ですが、これも今後の計画次第です。 質問者さんの会社としては、たちまちは割引手形の買い戻し資金や、回し手形の支払資金が必要になります。 またその後は、その会社に対する債権(売掛金や受取手形)が今後どうなるかを確認して、もし全額の支払が無理ということなら、貸し倒れ分を補うことを考えなければなりません。 今回の買戻しが出来れば、他の手形割引は従来通りできると思いますが、「連鎖倒産」をするかもと思われれば追加融資が難しくなるかもしれません。