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東北関東大震災による経済の落ち込み

節電、各種イベントの自粛等による、経済のマイナスは相当大きなものと思われます。一方震災によるインフラ整備等経済効果も当然発生すると思いますが、すでに試算されているようなら教えてください。

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  • key00001
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回答No.1

ぶっちゃけたトコを申せば、イベント自粛による経済被害なんて、ごく微量です。 各種試算は有りますが、復興特需は、ほぼ物的被害額と同じ程度と考えれば良いです。 要は、壊れたモノを直すのにかかる費用が、ほぼそのまま特需です。 震災を機会に廃業したり、倒産してしまい、復興されない部分が有る一方で、新規に大型化・最新化する部分もあり、ほぼ被害額相当の復興需要は期待されるでしょう。 この被害額は、色んな試算がありますが、20兆円前後では無いかと思います。 短期的に復旧されるべきモノ(インフラ系)と、やや時間が掛かるモノがあり、足元から3年くらいの間で、この特需が出るのでは無いかと思います。 ただ、経済的損失は超絶大です。 まず一番に思い浮かぶのは保険業界です。 保険支払い件数は、短期的に莫大な件数に及ぶでしょう。 そのため、保険業界は運用している株等の金融試算を、現金化するために、大量放出しました。 この結果、リーマンショック以上の株価の大暴落が置きましたし、日本の復興で大量の円が必要なため、急速な円高になったんですよ。 個人でFXなんてやってた人達は、個人破産レベルの損失を抱えた人が山ほどいると思います。 リーマンショックの経済的損失は、各国政府などが控え目に発表しますので、正確には把握出来ていませんが、数千兆円規模と言われています。 もしそれに近い様な経済危機だとしますと、まあ「とんでもない額」としか言えません。 金融業界も連鎖的に損失を受けますし、倒産件数が増えれば貸し倒れも増えるし、その一方で行政からは復興資金の貸出しも求められ、大変だと思います。 金融関係での損失は、震災の物的被害の何倍どころじゃないです。もう一ケタ上か、もしかしたら・・・と言うレベルです。 製造業も大ピンチです。 物的被害を除き、計画停電等により、連続生産が出来ないと言うのは、絶大な影響があります。 機会損失等による間接的被害は、数十兆円に及ぶでしょうし、その内、数兆円くらいは海外に流出し、返って来ない部分があるかと思います。 また、震災を機に廃業とか、倒産もあるだろうし、各種産業が悪化する中、倒産件数は増加します。 政府は、復興予算等に加え、失業対策や生活保護等の歳出が増加する上、税収は落ち込みますので、どうしようも無いでしょう。 復興需要がある間に、どういうプラン,どういうビジョンで再建するのかを、国レベル,企業レベルで、良く考えないと、日本経済はとんでもないコトになる点は、間違い有りません。

ki6291it
質問者

お礼

丁重な解説ありがとうございました。いずれあらゆる分野の損害も明らかになって行くでしょう。 私はすでに年金暮らしの老人、心配することしかできない不甲斐無さを嘆くのみです。

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