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腹部大動脈瘤 ステントグラフトの適応基準

先日、祖父が腹部大動脈瘤と診断され医師から手術を薦められたのですが、CTでの検査の結果、血管の湾曲が大きくステントグラフトは使えないと言われました。人工血管置換術なら問題は無いとの事です。祖父は高齢(82才)なので開腹手術は出来るだけ避けたいのですが、血管の湾曲が大きい場合はステントグラフトの適応は出来ないのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • 1tig0chan
  • ベストアンサー率55% (10/18)
回答No.1

はじめまして。 そのドクターは、お祖父様の血管の彎曲が著しいから使えないと判断されたんですね。 想像してみてください。82歳とご高齢の血管は、質問者様よりも細いほそーい血管です。 細い管にそれよりも短径の異物をいれるのですから、ただでさえ入れるのは難しいのです。なおかつ細くてもろい血管に短径の異物を入れれば、血管が穿孔・詰まることにつながりかねません。最悪、組織の壊死です。 体力的な面からも、開腹を避けたいお気持ちはわかります。きっとどのドクターもどちらかの方法でお祖父様が少しでも良い方向に向かうことを考えて比較したところ、そのような判断をされたのだと思います。

その他の回答 (2)

  • bukebuke
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回答No.3

出来る病院もあると思います ステントグラフトも血管の形状に合わせて作る事も可能です

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.2

ステントグラフトは曲がりにくいので、血管が蛇行していると挿入できません。右総腸骨動脈から挿入しますが、特に右総腸骨動脈は腹部大動脈近くで鋭角に曲がっている事が多いので、そういう場合は困難です。 昔は、よく心臓カテーテル検査をするのに右足のつけねからシースと呼ばれる滑らかな管を挿入していましたが、ぱっと見はまっすぐに近くても総腸骨動脈は骨盤のカーブに沿って走行し大きくお尻の方へ蛇行しているので、たった3mmのシースでも挿入困難な事がありました。それに加えて腹部大動脈近くが鋭角だと、もう無理です。 ステントグラフトは心臓カテーテル検査のシースよりずっと太く固いですので、条件はシース以上にシビアです。しかも、仮に挿入できても回転させて左総腸骨動脈からのステントを受け入れするようにしないといけませんが、回転させるのもままならない事があります。 すると高額のステントが無駄になります。手術費用はほとんど税金で賄われますから、そういう税金の無駄は避けるべきです。ただ、ステントを捨ててもいいなら、すわなち、自費でするならダメモトでしてくれるかもしれません。混合診療は禁止されているので、その場合は入院+手術費の全額が自己負担になり、数百万円は必要です。