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福島第一原発について
皆さんご認識の通り、現在福島第一原発では大変な事態が発生しているようです。 ただ、ある程度、基礎知識がある人なら容易に理解出来るような事も、まったくの素人である自分は何を言っているのか理解に苦しむ点も多々あります。 すみませんが、以下問いにご回答をお願いします。 (1)放水をして具体的に何の温度を下げようとしているのか? (2)上記(1)は何度にまで温度が下がれば安全と言えるのか? (3)上記(1)で温度を下げようとしているものは、何故勝手に温度が上昇するのか? (4)原子力は核分裂さえ発生しなければエネルギーは生まれないのか? すみませんが、ご回答をお願いします。
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私も教わったばかりなのですが、素人的に判り安く説明すると、 (1)放水をして具体的に何の温度を下げようとしているのか? 「使用済み核燃料」の温度が上昇しないようにしています。 (2)上記(1)は何度にまで温度が下がれば安全と言えるのか? 今の温度より上昇しなければ大丈夫です。 今より多少上昇しても水の温度(摂氏100度以下)であれば問題無いようです。 (3)上記(1)で温度を下げようとしているものは、何故勝手に温度が上昇するのか? 発電に使うエネルギーは核分裂の連鎖反応から得られる膨大なエネルギーです。 女川原子力発電所を含む全ての原子炉で、地震時の自動停止が成功しているため、核分裂は停止しています。 核分裂停止後にも、燃料の中にあるウラン235やプルトニウム239は、自分自身で「微熱」を発しつづけます。 この「微熱」(=崩壊熱と呼びます)によって、少しずつ温度が上昇する分の熱を取り去る為に水のプールに漬けておくのです。 (4)原子力は核分裂さえ発生しなければエネルギーは生まれないのか? 発電に利用できるような膨大なエネルギーは核分裂(の連鎖反応)から得ますが、発電終了後の使用済み燃料からも「微熱」がでております。この微熱は発電に使えるほどではないので、水に漬けて温度が上がらないようにします。 水に漬けて置かなければならない期間は数日ではなく、数年にわたるそうで、これが「使用済み核燃料の保管の問題」と言われています。 ご参考になれば。
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- jkpawapuro
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1核燃料棒 2正確には知りませんが1400℃以上で表面を覆うジルコニウム合金が酸化するらしいです。 つまり水に浸かってる程度の温度なら、その面では安心らしいです。 放射線や放射性物質を抑えるためには、水位が少しでも多く欲しいのですが。 3燃料棒は、核反応を抑えても崩壊熱が発生します。崩壊熱ですので時間に対して対数的に発生する熱は減るものの、長時間発生します。 4上記崩壊熱が発生します。
- kentkun
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1)使用済み核燃料貯蔵プールの水は本来その燃料を冷やす役割を持っていますが、使用済み核燃料は高温で放置すれば水は蒸発してしまう仕組みのため、その循環機能が停止している現状では、核燃料が水に浸からずに露出したままになってしまいます。核燃料が露出すれば冷ます機能がないためより高温になり容器自体を溶かして大量の放射能の放出につながるため、とにかく水を補給しようとしています。 2)何度までではなくて、核燃料本体が水に浸かるようになるまで、です。 じゃあ、それはいつかということになりますが、基本的には超高温のためにすぐ蒸発してしまうので、本来は機械を使用して継続的に水を送り続けていますから、今は停電のためにあらゆる機械が停止しているので、とりあえず水を放出して本来の機能を取り返せるまで、です。 3)と4)に関しては原子力の基本ですので、ここで説明するとながくなります。 下記のサイト等を参考にしてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB
- yasuto07
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燃料のウランや、プルトニウムの核物質の温度を下げる。 一応は100度目安だそうです。 ウランや、プルトニウムは自分で熱を発する物質だからです。 原子炉は、核分裂の反応熱を利用してタービンを回します。