• ベストアンサー

原発事故の最悪とは?

福島原発、テレビで最悪の事態を防ぐために 懸命の作業をしてると。 この最悪とは、何を言うのですか? どのようなことになるのか、どの地域まで避難すれば いいのですか? また、よく今の時点では健康に害はないと言って いますが、数年後は心配なのですか? 放射能は目に見えないので恐いです。 どうぞ、ご回答お願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • vms4wrs
  • ベストアンサー率26% (13/50)
回答No.4

今の状況から考えられる最悪の事態とは 炉心(あるいは保管プール)の燃料棒の大部分が溶けて崩壊し 燃料棒の近傍で水蒸気爆発が起きて燃料棒や原子炉を構成していた物質が飛散する といった状況です 段階踏むと こんな感じ↓ 1.冷却不足で燃料棒が大量に溶け出す 現状では核燃料は被覆管に覆われて規則正しく並んでいます。 温度が極端に上がればこういった構造が崩れてしまいます。 構造が崩れると、 ・外部へ洩れる放射線量が増える ・制御棒の働きが低下するためさらに発熱する といったことが起きます。 ↓ 2.水蒸気に含まれる放射性物質が増加する 燃料が高温になり溶け出すと、 燃料のダイレクトな飛散はなくても、 水蒸気に混ざって漏洩する放射性物質が増加する可能性があります。 ↓ 3.炉心での大規模の爆発 燃料棒が極端に高温になれば水蒸気爆発などが起きます。 炉心で、原子炉が崩壊する程度の爆発が起きると 核燃料や原子炉の材料が発電所周囲に撒き散らされることになります。 高温で燃料棒の構造が完全に破壊されてしまえば、こういう事態も起こりえます。 この場合チェルノブイリと似た予後になるといえます。 周辺数km~数十kmといった地域で人が住めなくなるといったことになるでしょう。 最悪を想定したいということでしたら、 ご自分の自宅のほうにでも 高濃度の放射性物質が風にのって流れてくると思ってください。 しかし、仮に燃料そのもののような高密度な状態で物質が飛んできたとしても、 その放射線で即死するとかいうわけではない。 放射能は現在も水蒸気の形で洩れ出ていますが 現状でも、原発付近の濃度のまま 人のいるところへ流れてくるようなことがあれば 十分、健康を害します。 ですから、問題は、どこへどのように流れるかです。 避難したいのであれば事態が収まった後、 放射能の飛散状況が(必要な事態であれば)発表されるでしょうから それを見て放射能が行き着かなかった地域へ移動してください。 政府の発表が信用できない人は ご自分で簡易計測を試みたほうがいいでしょうね。 現時点では、(すでに移動した半径20km内を除いて) 移動を行ってもあまりメリットはないです。 放射能は放射線のように一瞬で飛んでくるわけではありません。 どの地域が汚染されたか判断するには月単位の時間がかかります。 下手に移動すると、 交通事故などで命を落とすリスクのほうが大きくなって逆効果です。

AAABBBzzz
質問者

お礼

詳細に、ご回答ありがとうございました。早く危機を脱してほしいです。 作業員の方も、なんとしても生還して頂きたいです。

その他の回答 (3)

  • gtx456gtx
  • ベストアンサー率18% (194/1035)
回答No.3

#2です。 補足です。 チャイナ・シンドロームの由来? 正確かは不明 m(_ _)m http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29 私の記憶では、スリーマイル島事故が発生して「チャイナ・シンドローム」になると出現する場所が中国なので「チャイナ」と記憶していましたが、映画が由来とは今回 知りました ^ ^;

AAABBBzzz
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。早く危機を脱してほしいです。 そういえば映画がありました。

  • gtx456gtx
  • ベストアンサー率18% (194/1035)
回答No.2

>この最悪とは、何を言うのですか? いわゆる「チャイナシンドローム」と言われる現象で、燃料棒が自身が発生する熱で溶融し保護ケースから落下して圧力容器&格納容器の下に溜まり、更に圧力容器&格納容器を熱で溶かして原子力発電所の床も溶融し直接 地盤に落下、その後も発熱を続け小型のマグマのようになって地球の反対側に出現する。 これが最悪の「チャイナシンドローム」ですが「地球の反対側に出現」は誇張し過ぎだし、その前に地下の水脈に接触して大規模な水蒸気爆発&大量の放射能物質が放出されるのが、現実的な恐怖です。 昨日の注水作業でも分かるように、このような恐ろしい事態に近づくと、阻止するための作業自体が本当に「死ぬことを覚悟しないとできない作業」なので、映画なら最高の場面ですが、現実的な話 そのような作業をする人が誰も居ない( 1人では無理、数名は必要 )かもしれないということです。

AAABBBzzz
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。早く危機を脱してほしいです。 作業員の方も、なんとしても生還して頂きたいです

  • RTO
  • ベストアンサー率21% (1650/7787)
回答No.1

「最悪とは、何を言うのですか」 明確な定義はありませんが、炉の暴走により核燃料を含む放射性物質が外部に大量に飛散することとお考えください。 冷酷な言い方になりますが作業員の被ばくや死亡はまだ「最悪の事態」ではありません。 そのプロセスを阻害するための安全手段のうち制御棒の挿入は成功しましたので、冷却手段や監視体制が失われていながらも、住民の避難する時間が稼げたのです。

AAABBBzzz
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。早く危機を脱してほしいです。