震度とはある場所で地震波の振動の惹き起こす状況を人体が感じ認識する度合いを7段階で表記したもので、震度7以上の状況は同じように感じることでしょう。つまり全てが破壊される状況は同じに見えるし感じると思われます。それぞれの土地の震度段階は破壊を惹き起こす力の源泉である加速度の単位(ガル)に対応させて表記されます。同じ地震でも遠く成ると震度は下がりますね。
一方ある地震の持つエネルギーは発生メカニズムによって大きく異なり、その大きさはマグニチュードで表されます。従来世界で記録されている最大の地震エネルギーはマグニチュード9.5だそうです。東北関東震災は9.0で世界で4番目くらいの大きさに成ります。
マグニチュードは地震の規模を示す訳です。一般的にはマグニチュードが大きな数値であれば全体として地震の揺れや破壊の状況も大きくなるのですが、小さくても震源が浅かったり自分のすぐ下で起これば震度は大きくなります。中越地震は浅かったので甚大な被害を出しました。
一般的に境界型地震は破壊されるプレートの幅が広いほどマグニチュードは大きくなり、断層型地震は断層の形、深さと長さの関係によって決ってきます。
震度7の程度で問題が多発していることに疑問が生じるとのことですが、上に述べた事を理解していただければ震度7の地震の惹き起こす事象は想定できませんね。エネルギーの総量が違うのです。
「震度はその土地の地震の強さ、マグニチュードは地震自体の規模の大きさ」と覚えておきましょう。
お礼
程度は確かに失礼でした。でも、私が言いたかったのは、原発の耐震性が7で問題を起こしていては困ると思ったからです。