子宮頸がん、HPV、ワクチンについて
子宮頸がんとHPV予防ワクチンについて調べていますが、よく分かりません。
昨年末、婦人科細胞診(子宮頸部の細胞を採取し、がん細胞の有無を調べる)を受けた結果、「ClassII(NILM)」という結果でした。
調べたら、「陰性」という意味だと分かりました。
また、子宮頸がんの原因は性交によるHPV感染とのことですが、「ClassII(NILM)」=「HPVに感染していない」と言えますか?
それとも、子宮頸がんではないけれど、HPV感染の有無とは無関係でしょうか (つまり癌化していないだけで、感染している可能性もある)?
ワクチンの接種を検討していますが、上記診断の後に一度でも性交経験があると、感染の可能性はありますよね。(診断後、一度だけ交際相手とコンドームを使用したうえで、経験しています。)
ワクチン接種を決める前に、HPV感染の有無を調べたほうがいいのでしょうか?
さらに、助成金の出るワクチンの推奨年齢は10-15歳くらいだそうですが、16-45歳女性にも推奨されていると聞きました。
一般的に考えて、性交経験の無さそうな15歳以下に推奨されるのは分かるとして、45歳までというのはどういう理由でしょうか?
46歳以上の大多数の女性が性交経験があり、HPV感染率が高いので、結果、ワクチンの意味をなさない場合が多いという多数決的(?)な理由でしょうか?
(もし、そうだとすると、実年齢よりも個人のライフスタイルのほうが影響しそうですね。)
それとも、46歳以上の女性には、ワクチンが効かない、副作用的な弊害がある、または、何らかの理由で子宮頸がんになりにくいから必要性が低いといった、もっと実際的な理由でしょうか?
病院でワクチンのパンフレットを渡され、その時は興味が無くて捨ててしまったのですが、がんになって後悔するよりは、少しでもリスクを減らせるなら接種したほうがいいのかなと思い、迷っています。
お礼
さっそくお答えをいただきましてありがとうございました。わかりやすく、くわしく説明していただいたので大変参考になりました。 周りの人たちをみると、ワクチンや薬を体に入れることに躊躇がなさすぎる感じがします。 ワクチンの効果と副作用のリスクを天秤にかけて、ということかもしれませんが長期的なデータもない中で接種を受けるという決断はできません。うちではやっぱり接種しない方向で考えようと思います。 それにしても多くの人は「ワクチンを接種すれば子宮頸がんは100%近く防げる」と勘違いしているでしょう。また、自治体が全額費用を負担してくれることで安全なものだと思い込む人も、、、 「医師の責任と本人の自己責任」につきましてはまさにその通りだと思います。 しかしTVの伝え方(とくにワイドショーなど)は不正確で、間違ったイメージを与えていると思います。ぼんやりTVを見ている人々が勘違いするのではないかと心配です。