首都圏に住んでいれば迷うことはないでしょう。 津田塾で構わないですよ。
国際教養大学についての質問に関しては、私はネガティブキャンペーンを行っているように
思われるかもしれませんが、
秋田県をよく知る人間として書き込んでいるだけです。
首都圏や関西に住んでいたら国際教養大学についての情報って、ほとんど質問者様の耳には
入ってこないでしょう。
週刊誌や新聞などの断片的なニュースしか入ってきません。
それも就職率の良さや、大手商社や外資系の会社に決まったというような良いニュースばかりです。
では、その週刊誌の記事を書いている記者さんたちはというと、東北地方にさえ住んだことのない
人たちばかりです。
私は両親が四国と東北出身という変わった家で、またその親が転勤が多く、小さいときから
いろんなところに住みましたよ(笑)。
高校も関西、大学は首都圏と、おかげでこういった大学板となると、その地方、地方によくある
地元大学への偏った評価をすることなく書き込めると思っていますが。
秋田県に住んだこともない人などは、国際教養大学は東大並みの難しさがあると平気で
書き込んでいますが、まあおかしくなりますね。
決してそんなことはありません。
では質問者様は国際教養大学の悪い点をきいたことはありますか?
この質問板を見ている方々も思い当たらないでしょう。
どこの大学でも陽の部分もあれば、陰の部分もあります。
ですから、この陰の部分もしっておけば大学入学後も後悔することがないのです。
だから私はあえてこの陰の部分を書き込むわけです。
決して悪い大学えはありませんよ。
ですから質問者様が東北地方や北海道の人ならば真っ先に国際教養大を薦めます。
でもわざわざ関西や首都圏から入学するほどの大学でしょうか?
私の答えはノーです。
首都圏には国際教養大以上の大学がたくさんあるからです。
それに下の方も指摘されていますが、冬の秋田暮らしは結構きついですよ。
降雪量は県内の横手なんかに比べても多くはありませんが、いかんせん北風が強いのです。
(しばしば低気圧が猛烈に発達するので)
それに冬季の秋田市の空は毎日毎日が鉛色の空で、青空などめったにお目にかかれません。
東京に住んでいれば、冬は西高東低の気圧配置のおかげで、冬晴れの青空が続きます。
でも秋田も山形も新潟も、冬は憂鬱になるくらいの鉛空です。
正月休み明けに、鉛空の下の大学キャンパスに向かう姿を想像してみてください。
ブルーになってきますよ。
しかも交流すべき大学は地元の秋田大学に秋田県立大学と、自分自身を高めようとするには
津田塾大学とは差がありすぎる環境なのです。
津田塾ならパートナーは一橋大、その他にも学芸大、中央大、早稲田などどたくさんの
大学と交流がはかれるのです。
そんな環境をわざわざ捨てることはありません。
また秋田県は人口減少率が全国1位、県内の上場企業数も3社と島根県についで
ワースト2の県です。
ですから公立の国際教養大にまわす予算も決して豊富ではないのです。
まして県立大学もあるのでさらに苦しいと思いますよ。
昨春の秋田県議会では、この国際教養大学への補助金が槍玉にあげられたのです。
入学者数と受験者数を考えてみても、経営は決して楽ではないでしょう。
それと東大並みの難しさと回答した人もいましたが、東北地方の受験事情を全く知らない
意見だなと思います。
国際教養大学は、東北地方の進学高校は様子見の段階で、ほとんど受験しません
(せいぜい各高校から1名くらいです)。
その県での4位~6位からの高校からが多い、東北大学に1名しか合格できない高校からも
4、5名が入学してきます。
ですから授業も厳しいことは確かだけれど、もともとの学力がその授業のレベルに
ついていけない学生が結構いるということです。
言い方は悪いけれど、秋田市内の高校のことも分かっている私にすれば、法学部などの
別の学部に進んだとしても、英語の勝負でも負ける気がしません。
入学後、成績にあわせて3~4クラスに分けるけれど、下の2クラスの噂などは全く
入ってきません。
でもその様子は容易に想像できます。
それを東大並みの学力があると言い切る人は、やはり都会の生活しか知らない人なのでしょう。
おそらく中島先生(元東京外大の学長)やスタッフの方々自身が、東京外大ほど優秀な学生は
いないなと痛感していると思いますよ。
もちろん公にはしませんが。
就職が良いのも、まずは中島先生たちスタッフの尽力も大きいと思います。
でも東京や大阪からみれば中小企業でも、ちゃんと就職者数にカウントされていますしね。
これからが本当の正念場がくる大学だと思います。
津田塾大学の評判は、担任の先生に聞いてね。
補足
negaspiralさん、回答ありがとうございます。 国際教養大学は企業の方が秋田まで来て説明会を開く、というのが各メディアで話題となりました。 一方の津田塾は、女子大にも関わらず総合職に就く卒業生が多い、というのが特徴のようです。 津田塾の英文学科では英米文学・文化等、国際教養大学では経済や国際関係などを英語で学ぶそうです。 「英語で学ぶ」だけあって国際教養大学の方が実践的な英語を習得できますよね。 ただ、英語で学ぶことで英語の理解に重点を置き、授業内容の密度でいうとどうなのだろう…というのも考えてしまいます。(これはあくまでも憶測で、実際のことはわかりません。) よく考えて、納得のいく結論を出したいと思います。ありがとうございました!