永遠のライバル
私がまだガキだった頃 確実に存在した、 東京 に比肩出来得る 唯一の都市 = 大阪 というイメージを、ひょっとすると 今の若者は もう持たないのかも知れません、それほど 東京 は突出し 大阪 は埋没して、彼我の存在感は 隔絶してしまいました、大変 残念ながら。
横浜 ・ 名古屋 に猛追され 或いは追いつかれ、聊か ぱっとしないイメージの 昨今の 大阪 ですが、個人的に 大都会としてのポテンシャルは、 東京 をも 遥かに凌ぐと 今でも考えます。
司馬遼太郎 さんも 言っておられましたが、瀬戸内に面する地理的環境と 水運に恵まれた機能性は 他に類を見ず、言うなれば 自然発生的な大都会、依って 実質的な首都機能が 江戸 に移って尚、大阪は生き残り 日本経済の中心地で在り続けた、そんな歴史的経緯がある。
一方の 江戸 は、 徳川政権発足とほぼ同時に 実質的な首都に成り上がり、極論すると 何等 生産手段を持たない武士を食わせる為に 100万の町民が存在した、 世界でも特異な 政治都市 であり 稀な 消費都市 ・・、その延長線上にあるのが 東京 という事でありましょう。
その原資は、無論 地方で徴収された年貢米です、各大名家は 年貢米を換金し 江戸の殿様に送り続けた、 ホストに狂い 貢ぎ続ける、 キャバクラのお姉ちゃんのように。
従って 江戸 の繁栄は、 地方のお百姓さんが支えて来たと言っても 過言ではない、もっとも 今は より フェアな関係になっておりますね、地方が 東京 の台所を支え、 東京 で生み出されたマネーが 地方の財政を支えるといった風に。
ところで 大阪 に数年の赴任経験がある 同期が こう言っておりました、 「 名詞で商売出来るのが 東京 、そうでないのが 大阪 だ 」 ・・と、仮に 権威と肩書に少し弱いのが 東京 とするならば、極端に 実利を重んじるのが 大阪人の気質という意味でしょう、まあ 「 当らずと言えども遠からず 」 かも知れません。
さて 一方が 公方様 の花の都 ならば もう一方は 太閤さんのお膝元・・、400年前の 徳川 VS 豊臣 は 血で血を洗うものでしたが、やはり 東京・永遠のライバルは 他のどの都市でもなく、 大阪 ではなかろうかと思うのです。
・・という事で、貴方が考える 永遠のライバル を お教え下さい。
お礼
あー、言えますね! どっちが好きか?みたいな質問を時々見かけます。 アイスのピノvs雪見だいふくみたいな感じですね。 回答を頂き、ありがとうございました。