山に捨てられた犬、野良犬、保健所送りになった犬。
この16年間に、そんな犬4頭を含めて8頭の犬を飼ってきました。
その経験から導き出した多頭飼いの鉄則は次のようです。
1、犬同士の関係は犬に任せよ!
2、犬は、全て同じ土俵で飼え!
3、犬同士の喧嘩は体罰をもっても禁止せよ!
4、たとえ犬が血を血で争う喧嘩をしても引き離すな!
先住犬優先の原則などには、あんまり拘る必要はありません。
原則自体は誤りではありませんが、それを機械的に実行してはいけません。
原則は原則。
重要なことは、その原則を「犬同士の関係は犬に任せよ!」の大原則の上に置かないこと、
重要なことは、その原則を「犬は、全て同じ土俵で飼え!」の大原則の上に置かないこと、
フランスの動物学者が、多頭飼いの失敗の要因を調査・発表しています。
それを読むと、1、2の原則から逸脱した飼い方が主因だということ。
質問者に、度胸がなければ・・・。
家のリビングに2匹を放して半日お出掛けされることです。
これで、犬同士の決着は付きます。
「血を血で争う喧嘩」は、犬同士の場合は100%ありません。
ですから、安心して半日お出掛けを。
なお、飼い主が見ていて介入すると、先住犬が攻撃的になることがあります。
「犬同士の関係は犬に任せよ!」に徹することが出来るかが勝負です。
どうしても、「犬同士の関係は犬に任せよ!」を実践できない場合は・・・。
そういう場合は、ドッグスクールの教育犬と遊ばせたらいいです。
2、3日遊ばせたら、「「犬同士のあるべき関係」は学習しますよ。
私は、叱ることも体罰も犬の躾け・訓練では一切行ってきていません。
が、「血を血で争う喧嘩」が勃発した場合は、一回だけ鼻頭を打ちます。
「いけない!伏せ!」で伏せを30秒キープさせることにしています。
これは、先住犬も新入りもどっちともです。
原則は、喧嘩両成敗です。
念を押しておきますが、叱責はたったの一度です。
2度、3度の叱責は、それは虐待行為ですよ。
さて、エサの奪い合いなどで「血を血で争う喧嘩」が勃発しても・・・。
そういう場合でも、制止した後は自由放任です。
うろたえて引き離すなんてのは決してしてはいけません。
捨て犬達を迎えた場合、「血を血で争う喧嘩」はゼロではありません。
でも、犬は、自由放任に徹する限り、そういう喧嘩を根に持つことはありません。
どっしりと構えて、「あはは、喧嘩したか!」で自由放任。
まあ、一言で言えば、「あんまり神経質にならずに全ては犬に任せる」がいいですよ。
お礼
不安はありますが敢えて二頭をリビングに放して出かけることにします。 経験豊かなアドバイスありがとうございました。