芸能人に支払われるギャラは、企業じゃなくて『消費者』が負担してるんですヨ。
例えばペットボトルや缶入り飲料の製造原価は、20~30円くらいだと思います。
缶とかペットボトルなんて、間違い無く数円です。
飲料メーカー,流通,輸送,販売店などのマージンが、各々、一本あたり数円~10円くらいと考えれば、60円くらいでも充分に販売出来るハズ。
実際に量販店では、ノーブランドの飲料が40~50円くらいで売られてたりしますから、製造原価がそれ以下であるコトは間違いないでしょう。
TVでCMをやってる様な有名企業の商品は、製造原価の3~5倍、ノーブランド品の倍以上で売ってるコトになりますね。
その差が、CM費用などの広告宣伝費ってコトですヨ。
自販機で120円で飲料を買えば・・その半分以上は広告宣伝費を払ってるってコトになります。
飲料に限らず、自動車でも化粧品でも何でも、そう言う構造です。
だから社員の方の心配は、余りなさらなくて良いですヨ。
また、CM製作費より、そのCMを実際にTVで流す、スポンサー料の方が遥かに高額です。
おまけで言っておきますと、タレントのギャラは、結局は知名度とのバランスなんです。
知名度が上がってしまうと、徐々にギャラも上がり、CMやドラマなどでは使いにくくなります。
CMですと、日本人なら子供からお年寄りまで誰でも知ってる様な大御所は、事務所も安売り出来ませんから、確かに1億円クラスですが、ギャラが高過ぎてめったに起用されません。
一般的には5千万円くらいが最高クラスです。
逆に、伸び盛りで知名度が上がりつつ有る様な、2~3千万円クラスのタレントさんがお手頃です。
『CMの女王』などと言うのは、このクラスが多いんですヨ。
事務所の方は、売れっ子になるとギャラを上げたくはなりますが、ギャラを上げるとオッファーが減りますし、一度ギャラを上げてしまうと、ギャラを下げると言うのは、タレントの値打ちを下げるコトになってしまうので、なかなか値下げも出来ません。
この辺りのサジ加減が、事務所の腕です。
「CMで良く見るなぁ。」みたいなタレントは、「ギャラと知名度のバランスが良いんだろうなぁ。」って思って下さい。
大体は1本5千万円以下で、3千万円くらいかと思います。
CMをやってる様な従業員が数千人の大企業が、CMでタレントを使用しなければ、一人当たり年間数千円の給料アップにはなりますが・・・。
それよりはタレントを使ったり、良いCMを作るのにお金をかけて、販売促進が出来た方が、従業員の利益は増えると思います。
お礼
ありがとうございます。