薬剤師です。
おっしゃるとおり「飲んでみないとわからない」のが薬の世界です。
大体の統計を取ったりして効果がある人数が多ければ「効きがいい」というだけで、
決して自分に当てはまるわけではありません。
確かにアレロックは効きのよい方の薬ですが、
「クラリチンいいよ」と言う人もいれば、「アレグラじゃないとダメ」と言う人もいます。
抗アレルギー薬は「基本薬」と考えた方がよろしいかもしれません。
もちろんケース・バイ・ケースですが、
1:まずは弱めのもの、副作用の低いものを服用
2:効果な見られない場合、抗ヒスタミン系(ポララミン、ニポラジンなど)を追加する。
3:それでも止まらない最悪のケースの場合「セレスタミン」などを追加する。
と医者の考えにもよりますが「だんだん強く追加していく」のが主流になっています。
鼻炎であれば点鼻薬の種類を変えただけでも違いが出るかもしれません。
最近だと「ナゾネックス」なども好評のようです。
普段から「楽になるから」と強い薬を買っては簡単に使う人もいるようですが、
早いうちから強い薬を使うと、効かなくなった時に手が打てなくなります。
市販薬の「コールタイジン」などの「ステロイド+血管収縮剤」などは、
耳鼻科医から「強すぎるから使うな」とドクターストップがかかるときもあります。
自分にあった薬というのは、医者も患者も手探りで探していくものですので、
効かなかったら「効かないです」と医者に言ってみましょう。
アレルギーに限らず、世の中にこれだけ多くの薬があるということは、
裏を返せば「みんなは効くと言うが、自分には効かない」と言う人のために、
各社が「これはどうか?」と出してきているわけです。
まだまだ選択肢はいっぱいありますので、
どんどん試して、自分に合う薬を探してみてくださいね。
気管支炎に関しては「程度」の問題もありますが、
医者によって治療法が違うことが多々見られます。
すぐステロイド吸入を使いたがる医者もいれば、
「ムコダイン(去痰剤)」などで過ごさせて、いざとなればステロイドかメプチンなどの
気管支拡張剤を使いなさい、という医者もいます。
医者の知識量、経験量に勝てるとは思いませんが、
「さすがにこの程度で常時ステロイドはないんじゃないか?」
という疑問が沸くときもあります。
だから「納得いかなければ医者を変えて、自分にあった治療法見つけてください」
と指導をするときもあります。
結果、ステロイドから開放されて普通に問題なく過ごしている人も結構見てきました。
薬の数ほど望みはありますので、
地道に自分に合った薬を見つけ出してみてください。
人によっては、なかなか出会えない場合もありますが、
薬を変えて1発目に「これ効くわ!」って人も結構います。
地道にがんばってみてください。
お礼
専門家からのアドバイス、非常に参考になりました。 本当にありがとうございます。 極力強い薬に頼らない様、体質に合う薬に辿り着きたいです。