Q/画面の表示方法がTVはNTSCでpcでは異なるのに何故両方で見れるのですか?
A/この質問の真意がよく分からないのですが、
テレビのNTSC(日米受像方式)とPCのRGB(光の三原色)は元となる規格が異なるが、何故PCではNTSCが再生できるのかということですかね?
まず、その質問には誤りがありますね。NTSCとはテレビ規格の中での解像度や受像についての細かな取り決めであり、直接の映像転送規格を区別する物ではありません。PCの映像転送方式(RGB)との違いと区別するならYUVやY/C(色差/輝度放送)と呼ばれる転送方式そのものの違いを質問すべきですね。
その元であれば、単純にソフトウェアもしくはハードウェアで映像を補間するためですね。
基本的にどんな映像や画像でも汎用回路や命令を装備したコンピュータ機器(電子回路)とそれに対応した変換命令プログラミングとさらに十分なハードウェア性能があれば、規格の異なる動画、音声、データの変換処理・補間処理が可能になります。
特に、映像のテレビとパソコンの受像方式の違いは、単に輝度信号(明るさの違い)と色差(色の濃さ、彩度)の違いを分離して転送するテレビに対して、パソコンは、光の三原色(Red,Green,Blue)の光の強さを分離して映像を転送するかの違いに過ぎないのです。これらは一定の補間処理をすれば輝度と色差をRGBにすることもでき、その逆も可能になります。
ちなみに、NTSCとは日米で使われるテレビ放送のフォーマットです。最大水平解像度(非表示領域含む)が525本の30フレーム/秒で描画を行う放送のこと。
他に欧州規格のPAL(25フレーム/秒・625本)やロシア、フランス、東欧規格のSECAM(元々の描画方式が異なり2つの色信号を1走査線ごとに配置しカラー表示する)をがある。
ついでに言えば、テレビは基本的に国内ではNTSCをベースに開発し、著作権管理などの都合上国ごとに規格が細分化されていますが、PCはテレビのような細かな国ごとの規格がない世界共通の転送規格を用いています。
そのため、NTSCに限らず対応ソフトウェアさえあれば、PAL映像、SECAM映像も再生可能です。
ただ、DVDの場合は、リージョンコード(リージョナルコード)がありますのでDVDドライブが各国のリージョンに対応している必要があります。
お礼
皆様有難うございました。 Yellow Bookも参照して見ました。