どのレベルの回答を求められているのかつかめませんが、食品の栄養表示については、健康増進法にもとづいて定められています。
<「ビタミンC 2000mg含有」という表示の飲料があった場合、実際に飲む時点で本当に2000mg含まれているのでしょうか?
そう考えて良いと思います。飲料のように原材料としてビタミンCを添加しなおかつ栄養成分量の表示があれば、店頭に並んでいる製品の状態で測定しているはずです。ですから、製造中の損失により表示より著しく含有量が劣ると言うことはありません。
一部の市販飲料中のビタミンCを実際に測定したことがありますが、成分量表示があるものはだいたい表示よりちょっと多めに入ってました。ただし成分毎の誤差範囲(ビタミンCは-20~+80%)が定められていて、分析値と著しく数値が異なる場合は栄養表示基準違反となるそうです。多すぎても少なすぎてもダメと言うことです。
ただ全ての栄養成分表示が分析値を示しているわけではなく、食品成分表などによる計算上の値を記しても良いことになっているそうです。(以上参考URLより)
<ビタミンCは吸収されにくい
飲料に特化したデータはわかりません。ごめんなさい。
栄養成分の中でビタミンCは特に吸収率が低いものではありません。空腹時で20-50%、食後吸収率で46-60%という記述を見たことがありますが、鉄の5-10%に比べるとむしろ高い方と言えます。ビタミンCの吸収率は、個人の栄養状態や摂取状況(例えばソバなどにふくまれるルチン(ケルセチン)を同時に摂取するとビタミンCの吸収率は上がります)に左右されますので、ある特定の食品の吸収率という数値は存在しないのではないかと思いますが、この点は自信なしです。
ちなみに、成人のビタミンCの食事摂取基準は1日100mgですが、この数値は吸収率や個人差を含めて算定されていますので、吸収率が100%でないからといってその分沢山摂らなくては・・・と心配される必要はありません。
お礼
ありがとうございました。経験に基づいたお話で非常に納得できる内容でした。