ラブハートではなくラブラブハートですね。これには色々な名前が付け
られていて、サクラランやホヤケリー、ホヤカーリー等の名前が付けら
れています。一般的にはホヤと呼んでいます。
観葉植物ではなくガガイモ科の多肉植物で、多分葉が一枚だけ植えてあ
ると思いますが、ツル性常緑植物ですから本来の姿とは違います。葉が
ハート型をしているため、ツルから取って葉だけを植えた物を販売され
ているようです。
超初心者の方のようですから、これからの栽培と管理方法を出来るだけ
詳しく書こうと思います。ただ文字数の関係から全てを書くのは無理で
すから、疑問に思った部分があれば解決をクリックしないで質問をする
ようにして下さい。分かる範囲で答えますし、調べます。
最初に置き場所ですが、ホヤ(ココではホヤと言いますね)は直射日光
が大好きですが、真夏だけは明るい日陰に移動してやります。室内に入
れる必要はありません。春から秋までは屋外で十分に光線に当てます。
真夏に直射日光に当てると、一発で葉焼けを起こしたり葉が傷んでしま
います。屋外では遮光幕で日差しを遮れば問題はありません。
東アジアからオーストラリアに原産する植物ですから、非常に厚さには
強いのですが、寒さには非常に弱く冬場は5℃以上を維持しないと枯れ
る事があります。冬場は5℃以上が維持出来る場所で、日が十分に当た
る窓辺で管理をします。
次に植替えですが、時期としては5月から8月の間に行います。
多肉植物の場合は古い土を最低でも半分残す事が条件で、今回は水苔で
巻いてあるようですから、ピンセットで根を痛めないように出来るだけ
取り除いてから、サボテンと多肉植物の土で植替えて下さい。
植替えの1週間前に水遣りを止め、植替えてからも4日程度は水遣りを
しないで下さい。10日程度も水遣りをしないので枯れると思われるか
も知れませんが、多肉植物は水分を蓄える機能を持っているので、多少
の乾燥には耐えられます。よって枯れる事はありません。
植替えは先程に書いた時期に行い、年毎に必ず行います。
次に水遣りですが、非常に乾燥に強いため水遣りを他の草花と同じよう
に行うと一発で腐敗し枯れてしまいます。春から秋までは鉢土(鉢に入
っている土の事)が乾いてから、更に4日から1週間経って水遣りをし
ます。ガガイモ科の植物ですから、水を多く与え過ぎると腐ります。
冬場は休眠しますから、水遣りは通常より少なめにします。
肥料も必要で、液肥(液体肥料の事ですが、土に挿し込むアンプルとは
違う)を1000~1500倍に薄め、水代わりに与えます。時期とし
ては5月から9月の間だけです。薄めずに使えるタイプより薄めて使え
るタイプを選んで下さい。
鉢の種類ですが、出来れば焼物鉢を選んで下さい。プラ鉢でも栽培は出
来ますが、素人の方には焼物鉢の方が管理はし易いです。
必ず鉢底穴が開いている物を使用し、コップ等のような底穴が開いてい
ない物は使用しないで下さい。またハイドロカルチャーは不向きです。
葉が反っているのは、光線不足と水不足が考えられます。水苔に植えら
れているため、どうしても乾燥が早くなり、十分な水分が得られていな
いためだと思います。全体的に元気が無いのは、やはり光線不足だろう
と思います。先程に書いた事を実行して、暫く様子を見て下さい。
ホヤに生きる力が残っていて、あなたの管理が基本通りに行われていれ
ば、近い内に元気を取り戻すはずです。ただ一度でも傷が付いたり葉色
が悪くなったら、絶対に元通りに戻る事はありません。新たに葉が出れ
ば元の姿に戻ります。100均で売られていた事は気にしないで、頑張
って育ててやって下さい。あなたの努力はホヤに伝わり、運が良ければ
7~8月に開花するはずです。ただし今の段階では開花は望めません。
お礼
また疑問が起こりましたら質問させて頂きます。 分かり易く丁寧なご回答誠にありがとうございました。
補足
とても解り易く教えて頂き誠に有難うございます。 観葉植物とは相性が悪くて本当に超初心者から出られません。 水を与えすぎてしまうのが原因です。 反対に水を好む植物だけは育てられるみたいです。 それで植物育て嫌いの友人から貰ったのですが…。 現在はこの水苔のまま室内の日の当たる窓辺に置いてあります。 水苔で巻いてあるとイメージでは水気を好むのかと思っていました。 ここで回答をいただけて本当に良かったです。 また水を多めにしてしまいそうでした。 疑問は総て記入して頂いたので大丈夫そうです。 プリントしたので見ながら育てたいと思います。 お花が咲いたら感動して泣きそうですが、そうなる様に 水を与えない様にします。