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病態のテキストの勉強方法とは?
- 看護学校の病態を学ぶテキストで基本的な病気について勉強しているが、わからないところが多い。
- 血液輸血によるヘモグロビンの漏れ出しで起こる症状の理由がわからない。
- 解剖・生理のテキストは読み終えているが、この症状についての理解が進まない。暗記するべきか悩んでいる。
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病気と向き合うときはそ本質の捉え方がもっとも大切なことです。病気を悪いものとして捉えるとそこで現れる様々な症状も悪いのもとして捉えてしまい、悪いものを取り除くことが治療と思ってしまいます。 我々の体が自然に行ってることは全て体を常に一番良い状態に保っておこうとするものです。なんの理由もなく体が勝手に間違いを犯すことはありません。おっしゃるようなつらい症状ですが悪くなった体を元に戻して一番よい状態にする必要があるからです。良くご存知の風邪ですがお分かりのように発熱は必要ですよね。風邪を治して元に戻すためには辛いことも多いのですが発熱は欠かせません。また打撲など組織の損傷でも患部が痛んだり腫れたり熱をもちますが、そこに血流を起して修復するためには避けられないものです。そういう不快な症状を起さないと治癒に至らないのです。 風邪の熱も後者の痛みなどの症状は悪化させてるのではなく体が自ら免疫機能をフル回転させて治そうとしてる姿です。 お分かりだと思いますが、病気は体が不具合を元に戻そうとしてる姿です。悪くしてるのではなく良くしようとしてる状態が病気です。良くしようとしてして体が免疫機能を発動しはじめます。それにともなって発熱や痛みなどの症状が現れてきますが、それで初めて病気に罹ったと思うわけです。 悪寒、発熱、嘔吐の症状も腎臓の機能低下を食い止め元に戻そうとするために必要なものなのです。不快で辛い症状ですが免疫力を最高に高めて自然治癒力を発揮してるからです。ホルモンなど内分泌系、白血球(リンパ球、顆粒球、マクロファージ)、サイトカイン、補体など防御系を総動員して体を修復しようとします。 我々の体は無駄で間違ったことはしません。我々が間違ったことをしてトラブルになるとそれを元に戻そうとしてるだけです。これが病気です。治そうとしてるのですから、辛くても徒に痛みをとめたり熱を下げてはいけないことになりますね。 ご存知だと思いますが嘔吐というのは、体の異物、毒(精神的な毒も)を一刻も早く体外へ排泄しようとする反応ですね。これも生体の防御の一環です。血液が凝固したり腎臓が悪くなれば有害な老廃物なども溜まる一方です。なんとか排泄しなければなりませんね。発熱はリンパ球がウィルスと闘ったり、あるいは破壊された異常自己細胞を排除して組織修復のために免疫機能を高める必要があるからです。 病気の治療はその原因を探って体の免疫力をさらに高めるようにすることです。熱を下げたり吐き気を止めたり、痛みを止めることは原因を治してるのではなく自然の治癒力を妨げるものだと知っておくことが必要です。 お望みの回答にはなっていないとは思いますが参考になさってください。我々の体には深い知恵が宿っており命を守る仕組みをもっています。病態を勉強されるとき、その病態が実は体がその仕組みを発動してるときの姿だということを知って欲しいと思います。
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- aki-huyu
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あなたの探求心は非常に深く、すばらしいと思います。是非とも医学部に入り直していただきたい・・・ 失礼な言い方ですが、看護は実学。病気による症状がわかれば看護師としては合格点です。 質問者さんの疑問に答えるとすると、悪寒・発熱って何?嘔吐のしくみは?などから始めなくてはいけません。たとえば発熱に関しては、サイトカインが放出され、視床下部の体温中枢のセットポイントを上げること・・・といえますが、そもそもサイトカインて何?どうやってセットポイントを上げるの?など、疑問はつきません。 わかならいことなんて山ほど在ります。特に教科書が曖昧すぎてわからない点は、実はまだ未解明という部分ばかりです。 あなたの生理、解剖の知識でそこら辺を推理してください。後に推理が間違ってたとわかったら、その時点で改めれば良いです。 この繰り返しができる方ならば、すばらしい看護師になれますよ。 どうしても推理できないときは、仕方なく丸覚えです。あとからひらめくこともありますからね。 個人的には医学部にはいり直していただきたいと思いますが、是非心暖かい看護師さんになってください。
お礼
どうもありがとうございます! あまり気にせず暗記しちゃったほうがよさそうですね。 (理由がわからないと覚えにくいってのもあるんですが) 自分なりに推理してみます。 解剖生理の本をやってた頃もいろいろわからない点が多くて大変でした。 (消化器系の細胞性呼吸のところの解糖系→クエン酸系→電子伝達系とか) これは高校化学の基礎がきちんと身についている方にはちゃんちゃら基本なんでしょうね。。 また解剖生理も看護学校レベルだと高校の生物と大分かぶっているなあ(それどころか高校生物のほうが詳しいんじゃ・・?)と思えることもあり・・。 高校時にバカすぎて理解できずにあきらめていた化学・生物で、今になってこんなに泣くことになるとは思いませんでした。。 (いいかげんカテ違いですね。読んでいただいてありがとうございました)
お礼
炎症や発熱や嘔吐等、体にとって不快な症状は不具合を元に戻そうとしているから、とのご説明、考え方の出発点を教えてくださりありがとうございます。とても有効なヒントとなりました。 (それでも苦しんで敗北して亡くなる人もいるわけですよね・・・) 発熱も免疫を高めるために必要なことなのですね。 テキストでは「マクロファージが病原菌を退治した後は視床下部のサーモスタットが高く設定されます。そして発熱します。」とサラッと書かれていただけだったので、回答者さまのご説明でとてもよく理解できました。 どうもありがとうございました。