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テニスラケットの詳細な情報とおすすめの選び方
- テニスラケットについての詳細な情報と、スリクソンのV5.0とX4.0の違いについて説明します。
- また、初心者でも使えるラケットの特徴や、他のメーカーの選び方についても紹介します。
- アドバイスを参考にして、自分に合ったテニスラケットを選びましょう。
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質問者が選んだベストアンサー
「自分に合うラケットが欲しい」という願いは、テニスプレイヤーであれば、誰でも一度は抱くと思いますが、では具体的にどうしようかということになると、何をすればいいのかが分からず、ハタと行き詰まってしまうことが多いようです。 試打して選ぶというのが、次のステップとして多いのかも知れませんが、実際に試打しても、このご質問者のように「打ってみたけれど、何がどうなの?」という次なる疑問にぶつかることが少なくないと言えます。 それでも、男性プレイヤーの場合は多少のミエもあって、したり顔でいろいろな評価を下すことが多いようですが、女性の場合は現実的なので、「打ってみても、分からないものは分からないわ」とはっきり言ってしまうケースが少なくないようです。 ですが実際には、試打をして、それなりの判断を下して選んだ場合と、いろいろな情報を元に勝手な思い込みで選んだ場合とでは、結果に大きな差はないようです。 私どもはラケットフィッティングという仕事をしていて、数千人にのぼるプレイヤーについて、ラケットとプレイヤーとの相性をチェックしてきましたが、試打して選んだラケットが合っていたというケースは、実際のところ、あまり多くはありません。試打して選んだからといって、自分に合うラケットが選べるとは限らないということです トッププロの場合でも、ラケットを持ち替えたり、ストリング・セッティングを替えたりする時は、自分が打った感じで決めるのではなく、ヒッティングパートナーやコーチの意見を重視します。自分が打ちやすいと感じたかどうかより、自分の打球がどれくらい伸びているかを一番気にするからです。 トッププロでも自分で判断できないことを、一般のプレイヤーに自分で判断しなさいといっても無理なわけです。 ご質問者が候補とされたモデルは、私どものラケットフィッティングの実績においても、フィットする率のかなり高いモデルです。つまり、無作為に選ばれたプレイヤーに対しても、フィットする可能性は比較的高いと言えます。もちろん、可能性だけのことですので、フィットするでしょうと言うことはできませんが。 候補とされたモデルを私どもなりに解説すると、以下のとおりです。 4.0の場合は、24mm厚の100平方インチというスペックで、ラケットのパワーとしては、現在、市場に出ているラケットの中ではちょうど中間レベルのパワーだと判断できます。良く飛ぶラケットでも、飛ばないラケットでもないということです。 特性としては、フレーム剛性がしっかりしている割に、フェースでボールを持つ性能(ホールド性と言っています)が高く、打球感はマイルドなグループです。 5.0については、最大厚26.5mmで102平方インチと、4.0より飛びが出るはずのスペック数値ですが、シャフトで19mmと強めに絞ってあるため粘り感が出て、それほど簡単には飛びません。振り抜いて球筋を押さえ込むタイプと言えるでしょう。 ただ、こうした解説をしても、現実的には、あまり意味がないと言って良いでしょう。では、どちらが合っているのかということを決める材料にはなりにくいからです。 実際には、プレーを見てみないと何とも言えないというのが正直なところで、ですから、他の候補を挙げても、かえって迷うだけかも知れません。 結論を言うと、この2モデルはある程度無難だと思われますので、後は、試打ラケットを2本借りてきて、コーチとの打ち合いで使ってみて下さい。 「試打してもあまり意味がないと言っておいて、何だやっぱり試打するのか」と思われるかも知れませんが、多くの試打が無駄に終わるのは、自分が打った感じで選ぼうとするからです。その選択基準では、ほとんど間違えると言って良いでしょう。 ですから、自分がどちらが打ちやすいかなどは一切気にせずに、コーチに、どちらの打球のほうが良かったかを聞いてみて下さい。受け手の判断にまかせるわけです。 自分の打った感じを判断材料にする場合は、打った感じがあまりしないほうを選んで下さい。しっかり打った感じがするというのは、プレイヤーの運動が打球に伝わっていない時の症状です。
お礼
とても参考になりました。。 試打をしてみるラケットがいくつもあっても 困りますので絞ってコーチなどに 聞いてみようと思います。漠然と聞いても はっきり答えてもらえなかったので困っていました。 まずはこの2種に絞って打ってみて聞いてみます 的確なご説明をありがとうございました