情報処理技術の激動の時代で、特に80年代というのは、
AIそしてニューロ、ファジーブームが起こった。
それらに対しての反省もあったかも知れませんし、
あるいはコンピュータ産業の曲がり角ということもあり、
ダウン・サイジングとかいったことも唱えられました。
現在は、マルチメディアブームであったり、
インターネットブームであったり、
いろいろな言葉が作り出されて、
ブーム的な現象を呼んだという特徴があるような気がします。
大変賑やかでさまざまな展開があったという意味ではいいのですが、
一面においては、これは80年代の日本経済、世界経済における
バブル現象に対応したところがあったのではないか、
バブル技術的な側面があったのではないかと思います。
実は個々の流行よりは、もっと大きな技術の底流というか、
技術の進展があって、その上でいろいろな言葉が発明され、
場合によっては、それに頼って活動したり、その結果幻滅をしたり、
気をとり直したり、というようなことではないかと思います。
マイクロ制御(ファジーやニューロ)がダメだったのか、
というとそんなことはない、
どちらも理論的裏付けのあるしっかりした技術だと思います。
ただ、本来、裏方で地道に働くべき技術なのに、
実力以上に突然脚光を浴びて困ってしまった、
ということでしょう。
参考URLに解り易くまとめてありますので、どうぞ。
また、以下のような本も出ています。
●身近な機械のしくみを解き明かす
「図解・わかるメカトロニクス」
ブルーバックス
小峯龍男 著: 本体 740円
発行年月日:1997年4月20日
サイズ:173×113mm :234ページ