詳しい方・・・とのご要望ですが、はっきり申し上げて風水に詳しい人であれば回答できません。
なぜなら本来、地勢を観る風水に「色」の概念は無いからです。日本で言われているのは五行をこじつけた偽物だからです。
なぜ色が関係すると誤解されたかといえば、後に道教などの影響で魔除けの赤が取り入れられたことにあります。
また、五行の導入者は五行の意味も知らなかった為、金運が黄色だと勘違いしたのです。これであまりに効果が無い事から前年には生糸の財布を売りつけていたのに、次年度には「裏側だけでなければダメ」と自説を変更しています。
誰とはいいませんが、TVで視聴者からの質問を受けたら逆効果だったとの質問が相次いだ為にそれ以後出演が殆ど無くなったのも事実です。
黄色は五黄土星の色ですから、善し悪しがはっきりしてしまいます。くすんだ色は腐れでダメです。
それに本来金性の色は七赤金星、六白金星で黄色ではありませんし、西は一爻不足と言って常に不足を抱えてしまいます。
色の考え方には3通りあります。一つは自分の誕生年の色と相性のよい色を探す事、
例えば生れが一白水星なら金生水、水生木であるいは七赤の赤、六白の白、三碧の緑(碧色、青緑、若草)、四緑の緑といった具合です。
星の相性から言えば、「土生金」つまり「金は土より生ず」といって茶色は決して良くない色ではありません。
さらに方位から観ると、西は金気の旺方といって完成された形。完成すれば後は欠けるだけなのでこちらを使うのは理に適っていません。むしろこれから生み出す方位である「生方」を使うのが一般的です。
この金気の生方が東南、四緑の場所なので、緑は方位的に吉です。
ただ、相性的には「金尅木」で相尅という良くない相性になります。でも金は木を切るという意味ですから運気が下がったなと思った時や、毎年買い換えれば問題ないでしょう。(木の栄養を吸い取ってしまったと考える)
ただし、これらは全て元も考えを応用した便宜法です。効果があるかどうかは判りません。
五行は元々分析しただけでそれ自体を運用してどうするというものではないのです。
更にそれを運用に応用した気学などは行動を重視するのであって、色で運気が変わるなどと考えていません。
そのところをお忘れなく。