槍が岳、北鎌ルートについて

質問

９月の連休に北鎌ルート（大天井ヒュッテ経由）で槍ヶ岳単独登山を計画しています。独票のコル当たりのトラバースが迷いやすいと聞きましたが、迷わないための目印、情報等あれば、教えてください。
またその他ルートに関して注意点などあれば、アドバイス願います。

回答No.2

hnd-oka · ベストアンサー

雪・岩・氷・沢を30年ほどやっています。
北鎌は好きなルートなので、今までに単独で5～6回ほど(全て高瀬ダムから)行っています。

最初に出掛けたのは20年以上前ですが、その頃に比べるとルートもかなり明瞭になっていますので、単独でのある程度の経験があれば、全行程で踏み跡を辿ることが可能なルートと認識しています。

独標を巻くのであれば、直登ルートの基部から先の千丈沢側に明瞭なトラバースがついています。ちょっと先の部分で小崩壊を起こし、ルートが若干判り難くなっている箇所がありますが、ルートをしょっちゅう変える私の場合、問題を感じたことはありませんが…。

北鎌を単独でやる場合、ルートを外し進退窮まると厄介な事態に陥りますので、悪場でのルートファインディングについては、いつも以上に意識して時間をかけて読んで下さい。
(基本的には、多くのパーティーが歩いているルートであるという事実を踏まえれば、極端な岩の技術を要する箇所はありません)

独標より先は、技術的に問題がなければ、総じて稜線上(上方向)を行っ方が楽にルートが取れます。
また、視界が悪いと大槍の登攀は基部が広く右方向へ迷い込み易いのでペンキ印を追って下さい。

ある程度の岩の技術や経験があれば、殊更難しいルートではないのですが、気の抜けない箇所も多く、単独行は体力勝負の一面も要求されます。
天候によっては足元が非常にシビアな状況となりますので難易度が激変します。従いまして、晴天下での快適な登攀をお勧めします。

前回(2年前)行った時は、核心部の独漂手前で大雨に遭遇した為、2時間岩壁に身を寄せて雨が上がってから独標を越え、贅沢にも北鎌平手前でビバークしました。
翌朝、晴天の中、圧倒的に迫り来る大槍を見つめながら珈琲を飲み、千天出合から槍の頂上まで人と会うことのない単独行ならではの至福の時を過ごしました…。

頂上近くになると、頂上の登山者の声が聴こえ、拍手で迎えてくれますよ。
お気をつけて！

補足

感謝します。貴重な情報と、モチベーションアップされるアドバイスありがとうございました。天候判断とルーとファインデング、心がけます。２時間の緊急待機と北鎌平でのビバークですか！いい感じですね。

回答No.4

azu3

北鎌（湯俣経由で）は、積雪期しか登った事がありませんので、参考になるアドバイスは出来ませんが

今年の登山の雑誌（山渓か岳人か何月号か別冊か失念しておりますが）で紹介されていたと思います。

他に日本の山のクラックシックルート図集（これも正式名称を失念）に北鎌が出ていました（これも積雪期ですが）
登山道具店などで販売してます。

要所要所の写真やルートの取り方がでているので参考になると思います。

気を付けて楽しい山行を

補足

貴重なアドバイスありがとうございました。好日山荘で”アルパインクライミング”という本を購入しました。GWを前提にして書かれておりますが、読んでいると、興奮してしまいます。現在本を見ながらイメージトレーニング中です。

回答No.3

Oyaneko

北鎌は単独で一度、パーティで一度登ったことがあります(湯俣から入りました)。
たしかに一か所、崩壊壁をトラバースするあたりでルートが分からなくなりました。
先行パーティは強引に微妙なバランスで通過していきましたが、私は少し戻って別のはっきりしたルートを発見し、安全に通過できました。
気をつけてみると、ちゃんとしたルートがあるということです。
ご参考まで。
それより、北鎌沢をつめたところでビバークしたのですが、熊がテントの周りを歩き回って大変恐かったです。入山するときに熊に注意するよう言われていましたが、まさか本当に出るとは、とあせりまくりました。今までで一番恐ろしい体験でした。
今年はエサが少なくて熊が里に降りてきているそうですが、北鎌でもご注意あれ。

補足

熊ですか！　北鎌沢あたりでビバーグしようかと思っていたのですが、熊よけスプレーを買って、尾根上のコルでビバークするようにします。でも。。。かなり恐怖ですね。

回答No.1

noname#148473

私自身は北鎌尾根は通ったことがないのですが、「北鎌尾根」「独標」などで検索すると結構たくさん出てきますよ。

参考になりそうなサイトを１つ載せておきます。写真がふんだんに掲載されていて、見ているだけでも結構楽しい（怖い？）です。独標のトラバースあたりの写真もあるので、参考になるかと思います。

良い山行を！

参考URL：

http://www5b.biglobe.ne.jp/~yoshi-k/kitakama03.html

補足

おかげさまでいろいろな情報が入手できました。ありがとうございました。慎重に下調べをしてから実行に移させていただきます。