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通信制高校について

中学3年生になる友人の娘さんが「通信制高校」に入学を考えています。しかし、中学1年程度の学力しかないとの事で、授業について行けるか心配との事です。週2回程度通学するタイプの高校にしたいとの事ですが、その方面に詳しい方、ぜひアドバイスをお願い致します。

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  • komo7220
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回答No.1

通信制高校は、面接授業(スクーリング、登校日)+ レポート(問題集のようなもの。 プリントだったり、パソコンや携帯電話を利用するタイプの学校も増えました)の提出 + 定期テスト(普通は前期・後期の2期制なので、年に二回ですが、中間テストをする高校もあります) の 3つからなっています。 ここで、「とにかく登校して授業を受けていれば、受身でも普通は単位が修得できる」仕組みの昼間・学年制普通高校と違って、「自己管理」が必要になります。  登校日・レポートの提出期限・試験日をきちんと管理し続けることが結構大変なのです。 この部分をご家族が手伝える環境が必須と思います。 あとは、「中学1年生程度」の内容が問題です。 単に、不登校などで登校していないから、あるいは、勉強が大嫌いだから学力が不足している方なら何も心配しないで大丈夫です。 教科書も多くの普通の高校で使っているものとは異なり、内容が絞り込まれていますので学習に取り組み易いものになっています。 例えば数学でも「数学基礎」という、数学史的な科目が用意されている学校もあるでしょう。 英語の単語も新出単語には教科書に意味や発音(カタカナ)が書かれていたり、演習問題も例題に倣って変形させれば良いというような、「辞書を引くことが出来ないでも勉強を始めることができる」工夫がなされた教科書を採用している高校もあります。 また、必修の英語よりも易しい英語を選択で用意している高校もあります。 高校ごとに、配慮が異なります。  通信制高校でも、国立医学部への現役合格を目指すような授業方針の高校もあります。 中学に1日も登校できなかった方でも安心して学習に取り組めるように応援してくださる高校もあります。 とにかく、いくつかの高校の説明会に実際に参加なさると良いでしょう。 正直な話し合いをすることが大切です。 実際に使用する教科書やレポートの見本を見せていただくと良いでしょう。 心配な点も個別相談をしていただくことをお勧め致します。 正直な話を伝えて、「向かない」時には「向かない」と言っていただく方がいいのです。 「こういう支援を此処までは出来ます」と、出来る事と出来ない事をきちんと教えて下さる高校を見つけると良いでしょう。 教室に入るのが苦手な方のための別室を用意している高校や、決まったスクーリングの日に参加が困難な方のための補習を柔軟にしてくださる高校など、本当に学校ごとに対応が異なります。 通学可能圏の高校を全てリストアップし、全部に足を運ぶぐらいのおつもりで探されると、(大都市なら)「ここに通いたい」という高校にめぐり合える可能性が高いでしょう。 地方によっては、週に2日登校という条件だと見つけることが困難なケースもあると思います。 そのような場合には、年に4日程度の集中スクーリングの学校とサポート校との組み合わせを考える方が現実的かもしれません。 ハンディの内容が、「不勉強だったので学力が無い」というものなら、今からの努力でいくらでも取り戻せる環境が通信制高校には用意されています。 相性の良い高校が見つかる事を願っています。

meiyogodan
質問者

お礼

大変詳しくアドバイスいただきまして、誠にありがとうございます。この文面をそのまま友人に知らせて、娘さんと話し合って進路を決めて行くように伝えます。

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