選定のポイントとしてアドバイスさせていただきます。
・「身体が不自由になり」というのが、どういった障害か?
作動させる発信器のボタンそのものを押す力や動きの可否により、指先に力が入りにくいようですと小さなボタンを押し込むといった動作が難しくなり、手の甲や肘でも押せる大きなボタンが必要になります。
同時に指先など細かい動作が難しい方ですと、押すのにご苦労されている間に押しボタン部分が動いて届かない位置に行ったりテーブルなどから落下したりあり得ます。この場合、据え付け固定できる物の方が望まれます。
・呼び出す側の行動範囲
ほとんどがベッド上に横になっている生活であれば、手元や胸元など身近にボタンがあるに越したことはありません。テーブルの上など水平面に据え置いておく物ですと、いったんは起き上がらないとボタンが見えない、押し込めないことにもなりかねません。ベッド柵などにベルトや固定具で取り付けることが出来、ボタン部分が垂直面をとるように固定できると横たわったまま押すことができます。
また車いすや歩行により少しでも部屋の中や家の中を移動できる方であれば、ボタンの据え付け位置が固定していたのでは絶えず呼び出すたびにその場に戻らねば用を足しません。ペンダント型など身につけていられる物の方が、例えばトイレに入っている際にも何かあれば呼び出せます。
・呼ばれる側の行動範囲
ベッド脇や隣室などそばにいる時には声で呼ぶことが出来、台所や二階、お庭など遠方でも応答できることを目的とするならば、受信側にも可動性が求められます。コンセント差し込み式など受信機据え付け型ではないものが求められます。
以上両者、あるいは一方に可動性が求められる場合には当然ながら動作電源は電池式となり、万が一電池切れにより作動しなかったという不具合を想定するなら電池切れサイン、表示の有無も重要になります。
・呼び出す側の発声、会話能力
チャイムが作動すれば良いだけであればいいのか、その場で会話ができる物が良いのか。
両者が、あるいは一方だけが言葉で用件を伝える必要があることを想定すれば、マイク内蔵機能も求められます。失語症など声が出せない方の場合にも、応答する側が「今行くよ!」と返答し伝えられるだけでも発信者への安心感が違います。
慎重に使用場面を想定しつつ、機種をご検討ください。
お礼
適切なアドバイスありがとうございます。 機種選定の参考にさせていただきます。