まずOSIの参照モデルを理解してください。
CCNAですとレイヤー1~4くらいを重点的に覚えておけば何とかなるかもしれません。
<レイヤ=1=物理層>
ケーブルの物理的接続形態や電気的特性の規定
<レイヤー2=データリンク層>
経路を構成する個々のリンクで用いる通信手段の規定
<レイヤー3=ネットワーク層>
経路選択の規定
<レイヤー4=トランスポート層>
End to Endのシステム間を結ぶチャネルの規定
さて参考書等にはこのように書かれていると思いますが、ネットワーク機器を扱う上で上記の各レイヤーは具体的に何を表してるのか理解する必要があります。
レイヤー1=物理層
→コネクタ形状や電気特性(RS-232C等)
レイヤー2=データリンク層
→MACアドレス
レイヤー3=ネットワーク層
→IP、IPアドレス
レイヤー4=トランスポート層
→TCP、UDP、ICMP、ポート番号
こんな感じです。
つまりレイヤー2スイッチとはMACアドレスを使ってスイッチする機器であり、俗に言うスイッチングハブと呼ばれているものです。
スイッチングハブではない安物のハブはリピーターハブ、マルチポートリピータ、バカハブと呼ばれていますが、これらはレイヤー1スイッチと呼べるのかもしれません。
またレイヤー3スイッチと呼ばれている機器もあり、これはIPアドレスを使ったルーティングを行います。IPルーティングはルータでも可能ですが、このルーティングをハードウェアで行うものをレイヤー3スイッチと呼び、ソフトウェアで行うものをルータと呼びます。
※ハードウェアとはASIC(特定用途向けIC)のことを指しています