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ラジコンヘリの4chと6chについて。
ラジコンヘリの4chと6chについて。 4chと6chの大きい違いはメインローターの角度を変えられるか否かですが、背面飛行をしないのであれば、6chは全く意味を成さないのでしょうか。 ローターの回転数を変えるのと、ローターのピッチを変えることによって上昇/下降するのとではどの様な違いがあるのでしょうか。 尚、3chヘリ(おもちゃ)→ 4chヘリのシミュレーション → 現在は4chヘリ(ワルケラ CB100と4#6)のホバリング練習中です。
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実機ヘリコプターはレシプロエンジンでもジェットエンジンでも、エンジンとメインローターの回転 を一定にして上昇/下降はコレクティブピッチで行います。メインローターが固定ピッチというの はラジコンヘリの初期には有りましたが現在、ラジコンの屋外用エンジンヘリの大半は可変ピッチ になっています。 この意味は、背面飛行のためのマイナスピッチ(negative pich)がとれるだけではありません。 一つには固定ピッチではオートローテーションが出来ません。ラジコンヘリでは競技種目にも なっていますが、実機ではエンジン停止時の緊急手段であり不可欠です。 それ以前に、エンジンの効率や回転・振動の周期などが問題になります。自動車ではギアを 切り替えてエンジン回転がある範囲内しか回れない・効率の良い回転域が限られていることを カバーします。ラジコンヘリでもスロットルを開けると同時にピッチを増やすようにして、ある 程度エンジン回転は一定でピッチで上下させています。これを回転だけでしようとすると、 エンジンの効率の悪い低回転で回さねばならず、ローターも低回転なので味噌擂り(コマの 歳差運動)が発生したりします。これで揚力を増やそうと高回転させると、エンジンの効率は 「丁度良い」ところを過ぎて再び悪くなり、ローターには強大な遠心力が発生します。 これはモーターでも言えることだと思います。 固定ピッチヘリというのは、本当は可変ピッチにしたいところを、価格や扱いの上での便宜上 簡素化したものです。固定ピッチだと、重いメインローターを加速/減速しなくてはならず、 反応も悪くなりますし、受ける反動で機種方向の安定にも影響します。電動ヘリの離陸で急激 に吹かすとクルっと回る筈です。これと同様のことが飛行中も常に起こっていますが、これを 上下動をピッチだけで行うと揚力増減に伴う抗力増減、それによるトルク増減を消すように テールで制御することが容易になります。こういったことも可変ピッチにする理由だと思います。
お礼
とても詳しく説明して頂き、有り難うございました。 現在は4ch機で、将来的には「何となく」6ch機にステップアップしたいと思っていたのですが、別にアクロバット飛行をする気(技術)はありませんので、6ch機を買う理由を自問自答していました。 お蔭様で6ch機を買う理由が見出せました。