こんにちは。
マレーシアに長期在住経験のある者です。
マレーシアは、東南アジア諸国の中では、比較的蚊の少ない国です。
修学旅行ですと、恐らくクアラルンプールとその近郊に行かれるのだと思いますが、クアラルンプール中心部は東京並みの大都会で、道路や排水系などのインフラも整備されているので、安全で衛生的な街です。
しかし、東南アジア特有の熱帯気候で雨が多いため、少なからず蚊は存在します。
また、地方部では一部でマラリアやデング熱などを媒介する蚊もいます。
あまり不安を煽っても仕方がないので、全体的な回答を申しあげます。
マレーシアは比較的蚊が少ない国ですが、多さで言うと日本とあまり変わらないか、少し多いといった感じです。
雨上がりの水はけの悪い土地、夕方(どこでも)、夜(屋外)では、蚊に刺される可能性が高いです。
しかし、日本で蚊に刺される可能性と比較して、以上にその危険が高いわけではありません。
注意点としては、日本の蚊よけ薬は効きにくいということです。
ガス式のスプレーは、スーツケースに入れても飛行機に乗せてはいけないことになっていますし、液体の噴霧式、軟膏、液体塗布型は効き目がすこぶる悪いです。
日本の薬は、マレーシアの蚊にはほぼ効きません(蚊取り線香は効きます)。
できれば、長袖・長ズボンを着用し、現地に入り次第、現地の薬局(マツキヨのようなドラッグストアが沢山ありますし、空港内にもあります)やスーパー、コンビニなどで、現地の強力な虫よけを入手された方がいいでしょう。
ちなみに、現地の薬局では「Adakah Anti Nyamuk Sebelum Digigit?」と聞くと、出してくれます。
マレー語です。英語も通じますが、こちらが確実です。
発音は、「アダカ・アンティ・ニャムック・スブルーム・ディギギッ?」です。
意味は、Adakah(疑問詞)、Anti(英語のアンチ)、Nyamuk(蚊)、Sebelum(前に)、Digigit(刺される)となり、「蚊に刺される前に使う虫よけありますか?」です。
いろいろ出されたら「Yang paling bagus!」と言いましょう。
発音は、「ヤン・パーリン・バグゥス!」
意味は、Yang(特定の)、Paling(最も)、Bagus(最高)となり、「一番効き目のいいやつ!」となります。
蚊に抵抗があるようですが、日本よりちょっと頻繁に気をつけていれば、大きな危険にはならないと思います。
念のため、日本の病院で刺された時のための抵抗薬や抗生剤などをもらって準備をしておいた方がいいことは間違いありませんが。
クアラルンプールには、日本人医師がいる病院もありますので、「行かないほうがいいかも」と思うほどリスキーな国じゃないですよ(笑)
修学旅行、ぜひ楽しんできて下さい!
お礼
ありがとうございます。 このようなお話が聞けてとても光栄です。 ぜひ使わせていただきます! ありがとうございました!