人種差別意識はあるにはありますが、以前のものとはかなり異なった意識です。
差別というより、区別意識というか。
かつては、白人>黒人 という意識は根強くありました。
今は、白人≠黒人 という意識の方が強いです。
だから、昔は成功した黒人は、白人と付き合い結婚するという意識があったのは事実です。
しかし、今は、白人との交際・結婚≠成功の証というわけではありません。
また、白人側にしてみれば、もはやそういう壁というか、は存在しないように見えます。
普段の友人づきあいは、皮膚の色を超越して行われていますが、
恋人関係になるのは、やはり似た「外観」をもったもの同志になることが多いです。
これは、白人の間でも同様で、アメリカで暮らすと実感できますが、
一口に白人といってもずいぶんと外観が異なります。
やはり、毎日鏡で自分の顔をみているわけですから、好感を持ちやすい顔というのは自分の顔の系統と同じになるのではないのでしょうか。(内的要因)
次に結婚うんぬんですが、これはむしろ外的要因というのが働きます。
教会だとか、コミュニティだとか。親戚づきあいだとか。
日本でも、社会的階層が同じ人同士が結婚しやすい傾向にあります。
親の所得、職業などから。
これは、他の国も同様でしょう。
大金持ちと貧乏人の結婚というのは、なんだかんだ言っても、現実的ではありません。
また、職業を乗り越えた出会いというのも、あまり多いものではありません。
以上の事から、異人種間の婚姻には、差別意識というより、違和感が大きいだけ、と考えた方がしっくり来ます。