欧米(CDC:MMWR 44:574,1995、Europoean consensus group on Hepatits B immunity、Lancet 355:561、2000)などでは、追加接種は某先生のお話のように一度きちんと抗体価があがっていれば不要との立場です。しかし、1986年頃のNEJMやLancetには抗体価の低下で感染した事例が報告されています。
よって、日本の肝臓病学界の医師には追加接種が必要という意見が根強いものがあります。
麻疹などでもワクチン接種後にSVFがおきて罹患する人もいるように、絶対、追加接種が不要という訳ではないと思います。暴露の機会が多かったり、最初の抗体価がそこそこにしかあがっていない人は追加接種を考慮していいかと思います。
お礼
早速の回答ありがとうございます.実は,私の勤務している民間医療施設では,病院負担による接種は2回しかやっていないので,陽性化といっても,抗体価が十分あがらないものも結構居て(16倍とか),悩ましく思っておりました.管理者(オーナー)の判断なので,どうにもなりません.