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PA屋さんへの質問:500席の文化ホールでアコギのソロギターをするにはどうしたらいいですか?
- 500席の県民文化ホールでアコギのソロギターをする際に、ギターのピックアップと外付けマグネットとコンタクトをミックスする方法、PAスピーカーを使用してバランスをとる方法について教えてください。
- マイクやモニターを使用しないアコギのソロギターの演奏において、キャノンケーブルの必要性やダイレクトボックスの使用、出力やプリアンプの準備について教えてください。また、この設定でハウリングのリスクはありますか?
- 500席の文化ホールでアコギのソロギターを演奏する際の理想的な接続方法と避けるべき点について教えてください。また、激しい曲を演奏する場合に考慮すべき点も教えてください。
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一応、別に本業がある「素人PA屋」に過ぎない人間なので、『本物のプロ』の方からは違うアプローチのご意見も出るかもしれませんが… (偽物のプロや自称プロも多いので要注意ですが(^^ゞ) まずは、こう言うと身も蓋もないですが(^^ゞ、質問そのものはここでしても無駄です。 というのは、質問文の情報だけでは、現場のPAシステムの「構成」が全くわからないし、正確な「システム構成」は、実際に現場でPAに携わる業者さんしかわかんないので。 500キャパのホールといっても、ホール備え付けの機器構成は場所によって全然違いますし、担当するPA業者さんもホール毎、演し物毎に、主催者の予算とも睨み合わせで機器構成をプランニングして現場に望むのが常なので、正直「場所毎、現場毎に構成はバラバラ。毎回違って当たり前」なもんですから。 また、ホールの常設システムを使うかどうかもケースバイケースで、オール持ち込みかもしれませんし、質問者の方の演目以外の出演者も全て把握した上で「最小公倍数的」(←最大目線でシステム組んだら予算が膨大になりますから)にシステム組むのが常ですから。 (その意味で、他にどういう演目があるのかも重要です。質問者ご自身が会場借り切りの独演会なら別ですが) それを前提に、あくまでも『キャパ500の会場で良くあるパターンとしては』ですが、 まず、「アコギのソロ演し物」があるということなら、それだけしか事前情報が無かったら、普通はアコギのボディ音を直接マイク録りです。情報がそれだけなら、PA屋はギター生音録り用のマイクを用意します。 「エレアコのソロ演し物」という情報なら、D.I.BOXを用意して、ステージモニターへの音返しも想定します。予算があって他に情報が無いなら、エレアコ専用のギターアンプを自己モニター用に用意する事はあります。 その場合は、基本的なセットはこうです。 ただ、この手のPAの定番的には、 ギター→(プリアンプ)→D.I.BOXときて →D.I.BOXのXLRアウト→PA卓→客席PAと必要に応じてステージモニター →D.I.BOXのフォンアウト→ステージ上のギター用アンプ(この際はTransActive50) だから、「アコギだけどピックアップ音を直接ライン録り狙い」「自己モニターアンプは自前のを持って行く」は、PA屋としては事前に知っておきたいポイントです。 また、この時にギターピックアップの生出力が極端に低い(特にピエゾ)と、D.I.BOXとミキサーだけでは拾いきれない事はあります。 このことについては、演奏者側の責任事項で現場PA屋では与り知らない問題(楽器側の問題)ですから、演奏者側で確認して、必要に応じてプリアンプを用意して貰わないと困ります。そういう用途のプリアンプをPA屋が事前準備する事は普通はありません。 (私は素人なのと、相手も素人バンドなので何も知らないボケが多いから、保険として常時安物のピエゾ対応プリアンプを機材箱に入れていますが(^^ゞ) それと、 >ミックスした状態の計2系統を、トランスアクティブ50というPAスピーカーでバランスをとり、薄いコーラスをかけて、 自体は良いんですが、それだけの情報だと、PA屋的には普通は「アンプが演奏者持ち込みなら、アンプの出音をマイク録りする」ことを前提にします。 理由は簡単で、わざわざ自前のアンプ持ってくる様なアコギ弾きは、自分がアンプで調整した音に「こだわり」を持っている奴がほとんどなので、逆にアンプ音そのままをPAに乗せる様にしないと機嫌が悪くなる奴の方が普通だから。 (アマチュアのアコギ弾きは、機械に疎い癖にPA屋にやたら見当外れな注文が多いというのは、PA屋の常識です(^^ゞ) で、実際、アンプ音をマイク録りするのが、一番音が安定して客席に出せるという事も多いです。(なので、本音を言うと質問者の方が「マイク要らない」と強く言うのが???です。) アンプのLINE OUTからPAに音を送りたいというのは、普通は「ギター屋さんから言われる事はまず無い」方法です。 ただ、ダメッて事ではありません。TransActive50なら、規格的にはPA機器対応と言える出力を備えていますから、技術的には楽勝なので。その場合は TransActive50のLineOUT(フォン)→2Pシールド→D.I.BOX とするのが定番です。この場合、演奏者側の準備責任は、上の2Pシールドだけです。 (もちろん、事前に「ピックアップ付きアコギ使う=D.I.BOXが必要」という情報が伝わってないとマズイが) ただ、PA屋の現場判断で、アンプのマイク録りに切り換える事もあります。その時は、何か技術的な問題がある証拠なので、PA屋に任せるしかないですけどね。