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メモリ HDDについて
メモリの種類、SCSIやIDEの違いとATA66の意味、役割をお教えいただきたく存じます。 メモリはEDOとECC ファーストページ等の違いや、パリティの意味をお願いします。 どうかよろしくお願いします。
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さて続きはパリティと実装形態についてです。 パリティは、メモリへの書き込み時に極々まれに起きる転送エラーを検知します。方式は、1byteのデータをすべて足して、その結果にさらにひとつのデータを加算して、最終結果を奇数または偶数に揃えるというものです。 例: 01001000 -> 010010000 00011111 -> 000111111 正常時: 010010000 -> 0+1+0+0+1+0+0+0+0 = 1"0" [OK] 000111111 -> 0+0+0+1+1+1+1+1+1 = 11"0"[OK] 異常時: 010010101 -> 0+1+0+0+1+0+1+0+0 = 1"1" [NG] 000111110 -> 0+0+0+1+1+1+1+1+0 = 11"1"[NG] 今まで偶数続きであったところに奇数値となるデータが混入すれば、それはエラーだとしてシステムを停止させるのです。停止しては意味がないと思われるかもしれませんが、むしろ壊れたものをそのままにして動きつづけたときの被害のほうが甚大です。運悪くデータベースの更新情報にエラーが出れば、そのデータベースは使用不可能になるでしょう。更新が完了する前なら異常終了させて復元処理(ロールバック)させて再開すればいいのですが、完了してしまったらバックアップを持ってきてそれを現状まで更新しなければなりません。面倒です。そういったことのないように、パリティは異常なデータをトラップするために仕込んであるのです。 ECCは、パリティを一歩進めて、何ビットかのエラーなら自己修復できるような特殊なコード(ハミング・コード)を同時に記録するものです。これならエラーが起きてもその場で修復され、システムは問題なく作業を続けます。ただし、モジュール自体がやや高価です。 30PIN-SIMMは486時代まで使われてきたメモリで、バス幅8bitというものです。486ではバス幅が16bitなので2枚ずつ増設します。当時はこれで十分だったのですが、Pentiumになると4枚から8枚組での増設が必要になり、スペース的にも小さくはないので、後に出る72PIN-SIMMにとって代わられた。 72PIN-SIMMは、486~Pentiumまで利用されたメモリで、バス幅は32bit。Pentiumでは2枚組にする必要があった。この頃よりEDO-DRAMがサポートされるようになり、Pentium用マザーボードではほとんどがこれである。Pentium with MMXが普及するあたりまでこれが主流であった。 168PIN-DIMMは、Pentium II の頃から現在に至るまで使用されている。バス幅は64bit。Pentiumシリーズとバスが完全に対応し、一枚単位で増設ができるようになっています。出始めの頃はEDO-DRAMが主流でしたが、バス・クロックが高速化するにつれSDRAMへと移行しました。中古でEDOのDIMMを買ってきても、もちろん取り付けられません。気をつけましょう。 参考資料: トランジスタ技術 1999年4月号別冊付録 エレクトロニクス用語辞典 1 トランジスタ技術 2000年4月号別冊付録 エレクトロニクス用語辞典 3
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- ARC
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HDDについてですが、接続方法により、いくつかに大別できます。 ・SCSI 内蔵用のHDDにも外付けのHDDにも使えます。 SCSI(5MByte/Sec), SCSI2(40M), Ultra SCSI(40M), Ultra2(80M), SCSI3(160M)といった企画があり、転送速度や、同時に繋げるデバイスの数などに違いが有ります。主にサーバやワークステーション用のHDDに使われます。 繋げる台数は、3~15台。基本的にSCSIのHDDはIDEのものよりも性能が高いものが多いです。が、値段も高価です。 MOやスキャナなどの多彩なデバイスがつなげるのも、ポイントです。 ・IDE 内蔵用のHDDをつなげるための規格です。 IDE(8M), EIDE(16M), ATA/33(33M), ATA66(66M), ATA100(100M)といった企画があります。 繋げる台数は最大4台。 EIDE以降の規格であれば、他にも、CDやDVDが繋げます。 ・USB USB接続のHDDもあります。最大で 1.5MByte/Sec。 未登場ですが、USB2.0なら、60MByte/Secがでるそうです。 最大127台のデバイスが繋げます。 マウス・キーボード他、実に多彩なデバイスをつなぐことが出来ます。又、消費電力が少ないデバイス向けの、電力供給機能があります。 ・IEEE1394 これ用のHDDも存在します。 現行スピードで50M,将来的には100Mに移行するそうです。 最大接続台数は63。 これも多彩なデバイスが繋げます。電力供給機能もあります。 尚、上に書いた呼称は全て通称で、実際には規格ごとにもっと細分化された名称があります。 また、EIDEの例のように、厳密には正しくない表現も含まれます。(正しくは、ATA2,ATA/33他はEIDE規格に含まれる。) 又、転送速度は、その規格内での最大値で、コネクタ形状や転送プロトコルの違いにより、これよりも低い値で転送する規格も制定されています。
お礼
こちらの方でもお世話になります。HDDについてもお詳しいのですね。また一つ勉強になりました。 IDE EIDE SCSI IEEEも聞いたことはありますが、 情報伝達量等は気にもしませんでした。特にSCSIは、あまり使わない為、聞くだけでしたので、大変参考になりました。
- sophia
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まず、PC用メモリの種類には大まかに ファスト・ページDRAM(FP-DRAM) ハイパー・ページDRAM(EDO(エクステンデッド・データ・アウトプット)-DRAM) シンクロナスDRAM(SDRAM) ラムバスDRAM(RDRAM) があり、それぞれに ノン・パリティ パリティ付き ECC付き があります。また、実装形態では 30PIN-SIMM 72PIN-SIMM 168PIN-DIMM があります。ノートパソコン用に144PINの規格があるそうですが、当方はよく知りません。 まず、メモリの種類ですが、FP-DRAMは従来のDRAMの読み出し速度を向上させたもので、主に30Pや72PのSIMMの時代まで使われていました。CPUがPentiumになると、バス速度の高速化によって、それに追従できなくなり(FPモードはアクセス・タイム40ns(25MHz)程度が限界)廃れていきました。なお、アクセス・タイムは読み出し要求から1ワード目のデータ取得にかかる時間で、2ワード目からはさらに速くデータを渡せます。逆に、あちらこちらから読み出すようなときはこの時間が大きく響いてくるのです。 EDO-DRAMは、読み出しにハイパー・ページ・モードを採用し、更なるアクセス速度の向上を図ったものです。詳しい説明は省きますが、この方式ではメモリアクセス・タイムが25ns(40MHz)まで向上しています。Pentium以降長く用いられてきました。 SDRAMは、いままでのDRAMと違い、バス・クロックに歩調を合わせてデータを渡せるようにしたものです。今までの要求に従ってデータを渡す準備をするものに比べ、高速に要求を処理できるようになりました。これは同期型メモリなので、アクセス・タイムの表し方は同期可能な最低周期になります。最近主流のPC100型SDRAMの場合、アクセス・タイムは10ns(100MHz)となります。実際には、ぎりぎりだと都合が悪いので8ns(125MHz)程度の製品が一般に用いられています。 RDRAMは、Rambus社の商標です。Rambus社の開発したアーキテクチャを利用し、最大600Mbytes/s以上の速度でデータを転送できますが、メモリ・チップやインターフェース・チップがまだ十分に普及していないため少々高価で、且つメモリが速くともほかの部分がボトル・ネックとなってほとんどSDRAMと変わらない程度となってしまうそうです。周辺がもっと高速化しないと、このチップの未来は開けないでしょう。今後に期待のメモリです。Nintendo64にも乗っているそうです。 参考資料: トランジスタ技術 1999年4月号別冊付録 エレクトロニクス用語辞典 1 トランジスタ技術 2000年4月号別冊付録 エレクトロニクス用語辞典 3
お礼
こんなに沢山の文章をかいていただき、本当に感謝しております。私が思っているより多くのメモリがあるのですね。勉強になりました。sophiaさんどうも有り難うございました。