メジャーリーグというか、米国の野球には「 レギュラーは一桁 」という
概念がありません。大学野球を見ても、番号とポジション、学年のあいだに
これといった相関性はとくに見出せません。
※ちなみに大学野球であっても、永久欠番があったりします。
よって、一桁にこだわるのは、高校野球に端を発した日本特有の慣習では
ないかと考えます。なお、エースが18番を付けるのも日本独特で、歌舞伎の
「 十八番 」から来ているという説があります。
メジャーリーグですが、自分が好きな数字を求めるケースが多いです。
数字の根拠ですが、クリスチャンだと聖書や賛美歌だったりしますね。
著名人がファンにサインを書くとき、「 5:21 」といった数字を添え書き
することがあります。これは聖書の「 第5章21節 」を意味しています。
※余談ですが、プロレスラーのスティーブ・オースティンには
「 Austin 3:16 」という有名なキャッチフレーズがありました。
これは「 オースチン伝 第3章16節 」という意味です。そんな
伝記は聖書にはありませんが、米国人にはこれで裏の意味が
すぐに通じるのです。
また、ゲンを担ぐ米国人もけっこう多いです。彼らは、プロ入り後に
初めて付けた背番号に愛着を感じたり、実家の電話番号だったり、
それこそ誕生日を背番号にしたりもします。
前述の聖書の例もそうですが、背番号にこだわる選手は移籍先チームに
同じ番号の選手がいると、「 その番号を1万ドルで売ってくれ 」なんて
交渉もしますね。大物になると、移籍時の契約に「 背番号は○番とする 」
と含まれていることがあります。その場合、番号を剥奪される選手も
いたりするわけです。
お礼
拘りがあっても 日本とは違う拘り方ですね 聖書が登場するところが、文化圏の違いを感じますね