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印刷ブローカーって何ですか?
企画とかネーミングの仕事をしています。最近、知り合いの印刷会社の人から、個人で小さな広告代理店をやっているというあやしげな人物を紹介されました。別の知人にその人の話をしたところ「それは印刷ブローカーではないか」と言われました。この印刷ブローカーというのは、一般的にどのようなことをしているのでしょうか?また、そのような人がいることでメリットやデメリットはあるのでしょうか?印刷会社の人は、その人から逆接待を受けているとも別の人から聞いたことがあります。同じ業種でそのへん詳しい方、ご回答お願いします。
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mommothさん おはようございます。 印刷に限らずブローカーとは仲介業者の事です。 印刷ブローカーは印刷物を制作したい企業と印刷会社の間を取り持つのが仕事です。 印刷会社の営業に代わって企業から仕事を請け負い(委託ではありません) 印刷会社に発注し、その手数料で商売をしています。 印刷ブローカーは少なくても10社以上、多いと100社近くの印刷会社と取引がありまから企業が希望するあらゆる印刷物の製作に対応でます。 ブローカーが居ないと‥ ある企業がハガキを作る時、広報や宣伝の担当者はその印刷を印刷会社Aに依頼します。次に100ページのカタログを作る時印刷会社Aに依頼したところ「ページ物は出来ません」と言われ印刷会社Bに依頼します。 今度は駅貼りのポスターを作る時A・Bに依頼したところ「そんな大きな印刷機は内は持っていない」と言われ印刷会社Cに依頼します。印刷会社は設備や専門分野がそれぞれ違うので、企業は印刷物によって印刷会社を使い分ける必要があり、請求関係も手間が増えます。 印刷会社には自社の営業がいますが一人の営業が担当できる企業(クライアント)には限りがあり、新規がなかなか増えていきません。 ブローカーが居ると‥ 企業が印刷物をブローカーに発注すると印刷物の仕様ごとにブローカーが適切な印刷会社に依頼し納品してくれるので、企業としては発注先は1社で済みます。 但しブローカーのマージンが掛かりますので直接印刷会社と取引するより印刷物の料金が高くなります。 印刷会社はブローカーが仕事を持ち込んでくれるので、自社の営業では拾いきれない仕事を受注できます。 印刷会社にとってブローカーはお客さんなので接待される事はあるでしょう。 印刷ブローカーは有る意味印刷会社の営業以上に印刷の知識が必要です。 彼等は○○印刷と名乗っていても実際に印刷設備を持っていません。しかし印刷会社は設備をもっている(持ってしまっている)ので減価償却などの面からも印刷機が動かないよりは、安くても動いた方がまし、といった事情があります。その辺りにつけ込んで、印刷会社を叩き悪どい商売をしているブローカーが居ない訳ではありません。 ブローカーが全て怪しい訳ではありませんが、実体が無いと言えば無いのでお付き合いするのであれば注意を。 ちなみに僕はブローカーではありません。
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- hayachikun
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>どのような人がブローカーになるのでしょうか? 僕の知っている範囲だと元印刷屋さんがブローカーとして独立しています。印刷会社を始める経験と知識は有る、しかし印刷会社そのものを興すだけの資金が無い、といった感じです。 前のレスでも書きましたが、ブローカーなら印刷設備を持つ必要はありませんし、一人でも事業をはじめられます。クライアントに「実は内、印刷機が無い印刷屋なんです」なんて言う必要有りませんから。 あとは広告代理店勤務時代に印刷の知識を得て、印刷会社へのコネクションが出来た人がブローカーになった人もいます。
お礼
再三のご回答、ありがとうございます。なんだかちょっと大人の世界を知った気がします(笑)。しかし、話を聞けば聞く程、あまり私にとってはその人のもってくる話はおいしくなさそうなので今後のつきあいは考え直したいと思います。大変、参考になる回答ありがとうございました。
補足
大変わかりやすい回答ありがとうございます。どのような仕事をする人なのか、とってもよく理解できました。回答を読むと、それなりの数の企業とのパイプがないと、ブローカーの商売は成り立たないわけですよね?では、どのような人がブローカーになるのでしょうか?いろんなケースがあると思うのですが、例えばこんな人、という実例があれば知っている範囲で教えていただければ幸いです。