日本人女性のファッション

質問

欧米の友人（男性）が、
日本に半年ほど滞在した時の感想を聞いたのですが、
感想のひとつに、

「日本人女性って、
　どこに行くにもブランドバックを下げて、厚化粧、
　ケータイをいじって、足に悪そうな靴を履いている人が多い。
　都会の女性は精神的に不健康のようだ」

という印象を持ったそうです。

確かに都会は、美しい自然は探せばある程度で、
ビル、コンクリート、店、排気ガスに車、人混みの風景で、
人の渦は異様だと思います。

私は、ファッション雑誌に取り上げられているような、
見栄と欲望や販売戦略にまみれた「おしゃれ」とされる外見が
きれいだとは全く思いません。

ブランドバックを持ったり、パンプスやヒール、
白人を意識したような化粧などをするのが恥ずかしいと思うようになり、ずっとカジュアルな格好をしています。

国外から見た冷静な目と、
国内の流行り、
いい印象を持たれていないファッションについて疑問に思います。
持っているものは高価でも、心は貧しいということなのでしょうね。

女性のみなさんにとって、
仕事以外でのファッションとはどういうものなのでしょうか？
相手を値踏みするためのもの？
自分を誇示するためものもの？

よければお聞かせ下さい。

回答No.3

otogame08

最近まで服飾専門学校に通っていました。
いわゆる、日本の「流行」が大嫌いだからです。
そうではないものを求めて、自分なりに服を考えるために通っていました。

＞私は、ファッション雑誌に取り上げられているような、見栄と欲望や販売戦略にまみれた「おしゃれ」とされる外見がきれいだとは全く思いません。

同感です。販売戦略に踊らされる個性のないスタイルだと思いますし、「自分を美しく見せるためにおしゃれな服を着る」のではなく、「服のためにガリガリになる」のは本末転倒だと考えています。
オシャレ＝その人の顔や体系、雰囲気、性格などにあった服や色を、細部まで熟知していること、だと思います。
しかし、残念ながら日本女性の８割はそうではないようです。私のような人間を、日本のアパレル業界は歓迎しませんし、その先にいる消費者の大半も「自分に似合うファッション」は求めてないようです。きっと、自分の意見を持たず、自分に自信がないからだろうと思っています。

本来の、ブランドの発祥であるヨーロッパの人たちは、親子で受け継いでいくほど大切な記念もの、というつもりで高級ブランド品を所有し、何度もメンテナンスをしながら使っています。だからご友人がそのような感想を持たれたのは納得がいきます。
私はヨーロッパ人のポリシーの方が好きです。そのための高級ブランドであり、一流の技術の成せる業だと思うからです。若い女性が数十万もするブランドバッグを持っているのは、親のスネをかじっているか、オトコに貢がせたか、水商売をしているか・・・そうとしか思えません。パリのプライドの高い一流ブランドではそういう女の子達に、売れない在庫を「売れ筋だ」と言って売りつけ、店の奥にある一番のお勧め品は見せないと聞いたこともあります。

でも、それでも私は「体に悪そうな（笑）」ピンヒールが好きです。
あの繊細な感じが。
気の強い私に足りないものをプラスしてくれる気がするからです。
スーパーに買い物に行くときはスニーカーですけどね。

私にとっては普段の服も、仕事上でのファッションと似たような感覚があるかもしれません。
自分を引き立たせてくれるアイテム。機能性重視。
それに、そのときの気持ちをプラスする・・・・・・という感じでしょうか。

回答No.2

asebi-0806

一昔前までは、日本人のファッションは個性がないとか人真似ばかりだとか欧米人から批判される事が常でした。
ところが世界的日本ブームのせいか、今やシブヤファッションは欧米でも大変注目を浴びていますね。
パリにもミラノにもＮＹにもない日本独自のギャルファッションがそれらと肩を並べるように語られるのに時代を感じます。
白人を意識したような化粧、というよりは白人が日本人のメイクを意識しています。
アニメブームの影響も強いと思います。何と言っても日本のアニメ文化は独自のもの。
それにブランド物ばかりを珍重するような流れに逆らってしまむらファッションのようなチープシックも市民権を得ている。

もちろん日本女性のすべてがギャルファッションをしているわけではないし、すべての欧米人がそれを支持しているわけでもない。
どちらもほんの一部のことです。受け入れるか入れないかは個人の自由意思に委ねられています。
ただ、日本独自のもの、日本発祥であることに意味があるのでしょう。
ご友人の持たれた感想も間違っていないと思います。

ただ、ナチュラルとカジュアルは違うと思います。
ナチュラルなフォーマルファッションというのはあるけれどカジュアルはあくまでもカジュアル。
ナチュラル＝自然というのは「自分らしい」という事に尽きると思います。
たしかに金髪ウィッグや付けまつげで作り込んだファッションやメイクをナチュラルとは言わないのでしょうけど、ただカジュアルにすれば良いというものでもない。
テクニックとして飾らないことはありだけどファッションである以上は飾る意識があってしかるべきものだと思います。

私はもう４０代なのでギャルファッションはもちろん今どきの若い女性のファッションはもう似合いません。
しかし自分をどう見せたいかという事は常に意識して服装を選んでいます。
どういう場でどういう立場かという事もです。まあＴＰＯですね。
第一にＴＰＯを踏まえたファッションであること、第二にその中に自分らしさを表現することを意識しています。
それは、相手を値踏みするためでも、自己を誇示するためでももちろんなく、コミュニケーションを円滑にするためです。
相手に不快感を与えず、かつ自分の個性を控えめに（時には思い切り）主張できるファッションがそれであると思ってます。
服に着られるのでなく服を着こなすことを心がけています。
服に着られるというのは服の個性に負けて自分らしさや個性が埋没してしまうこと。
着こなすというのは他の誰でもない私が着て個性を発揮できるファッションであること。と言っても特別なものではない。
同じ服を着ても他の人が着るのと私が着るのとでは違う。私が着れば私に馴染む服というのがそれに当てはまります。
そういう意味で、ブランド物はなかなか私には着こなせません。
ブランドイメージが先行して私の個性が埋没してしまうから。
でも時にはすっと馴染む服もあります。
自分に似合ってるな、と思える服を着ていると自信につながり立ち居振る舞いにも余裕ができます。
これは失敗だったな、という服だと一日中落ち着きませんね。
失敗しない服選びはまず自分を知るところからです。
自分を知る、というのはある程度年齢と経験を積まないとできない事です。
だから若いうちは人真似でもいいからいろんなファッションにチャレンジする方が良いと思います。
まだ未知の自分への挑戦みたいなものです。経験を積んだ人ほどオシャレ上手になるのは当たり前。失敗の数だけ成功があります。

女性でなくてもファッションが精神面に与える影響は大きいものだと思います。
自分が着ていて前向きになれる服がナチュラルな服なんじゃないでしょうか。

回答No.1

xxmihanaxx

27才女性、ファッション大好きです。

大学の頃はアメリカの大学に4年間留学していましたが…アメリカ人だっていわゆるギャル系というか、そういうファッションを好む女の子たちは厚化粧に当時はコーチの小さいバッグを持って、ミニスカートを履いて、ミュールを履いて…って、質問者さんのご友人がおっしゃる格好と全く同じことをしていましたよ。
でももちろん全員ではなく、一部の子たちです。確かに全体を見回すと所謂アメリカンカジュアルというか、デニムにTシャツやスウェット、スニーカーを履いている人たちの方が多いかもしれないです。

ご友人は渋谷辺りに行って、日本の印象をまとめてしまったのではないでしょうか。
日本のストリートファッションは世界でも注目されています。
以前海外のファッションブランドのバイヤー（私は日本ででしたが）をしていましたが、よく本国のバイヤーが日本にサンプルを買いに来ていましたよ。
109を見てすごい！と興奮していました。
もちろんそのまま海外の洋服にするわけではありませんが、デザインのエッセンスの参考にするんです。
日本のストリートファッションはむしろ誇れるものだと思いますが。

個人的にはファッションは趣味であり、自己表現だと思っています。
メイクや洋服って、なりたい自分になれるツールなんですよね。
だから、質問者さんの様にそういう人になりたくないと思えば全然別の格好をすればいいし、エビちゃんみたいになりたい！と思えばそれを目指して洋服も選べばいいと思います。
それが戦略に乗せられているだけだとしても、それでビジネスが成り立っているわけですし、買っている人たちは騙されているなんて思っていません。
収入に釣り合わないバッグを頑張って買ったとしても、それを持って楽しい気分になるならそれでいいと思います。
ファッション界をリードするというのならともかく、一般の人が楽しむファッションってそんなものでいいのではないでしょうか。

もちろん値踏みするのにも使われると思います。自分を誇示している人もいるかもしれません。
でもそれよりも前に、単純に楽しんでいるんだと思いますよ。そして自分がなりたい自分に少しでも近づけるよう努力しているんだと思います。
ファッションってとても楽しいですよ。