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プリントの意味どのていど?
フィルムカメラの時代は、写真といえばフィルム代・現像プリント代に ずいぶんお金がかかったものですが、デジカメ時代になって、 HDテレビやパソコンの画面で見るだけで十分というひとがずいぶん 多くなっていると思います。そのため今や、写真は被写体を限定すれば 最もお金のかからない趣味のひとつとなっているようです。 しかしながら、コンテストなどではいまだにプリントしたものだけが 審査対象となっているケースが多いと思われます。 後に表彰展示する際にプリントしたもののほうが便利ということも あるのでしょうが、時代に逆らっているようにも感じます。 今後は、コンテストもデータ審査の時代になるのでしょうか?
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けっこう前からデジタルカメラ主体のカメラ雑誌ではデータ応募もOKとなっているところもありますよ 審査する側として、先に書いた他の問題点としては、画像データそのものに作者やタイトルや個人情報などを貼り付けるシステムが確立されていないので、どの作品が誰のモノなのか効率的に管理できません プリントの応募でも応募用紙が裏に貼り付けられてないものや、一応は貼り付けられていたものの剥がれ落ちてしまった作品はボツにしています もっとも、入選するような良い作品ほど応募規定も守り、しっかりと貼り付けられていて、剥れちゃう作品は剥れていなくても入選には程遠いものばかりですが・・・ 他に、僅差の作品は最終的にはプリントの仕上がりの差で決めることもあります 写真文化としてはプリントが百数十年の歴史とともに歩み、技術も表現もよりよい仕上がりとなるように発展してきました モニターでの鑑賞方法を否定するつもりは毛頭ありませんが、まだ当面はデータ応募可とするの主催者の主旨に合うものなど一部に限られるでしょう
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- mitoneko
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>ただ絶対色(量)がないという点には同意しかねます。 >デジタルなので記録そのものには絶対量があります。 >それ同士を比べるのですから、問題ないでしょう? この主張には、同意しかねますね。おそらく、複数の人の写真を比較しようと考える人なら同様でしょう。 デジタルには、ある意味での絶対量があります。それは事実です。 でも、まず最初に、その絶対量を正確に絶対量として表示する表示器はありません。現在、世に出回っている大半のディスプレイがそうです。(正確には、ディスプレイとOS、さらにビュアーソフトの組み合わせですけどね。) 更に言えば、経年劣化でも色が変わります。 極端な話、自分が撮った写真をレタッチソフトで一生懸命色調整してやっとの思いで自分の思い通りの色を再現して、最高のデータだっ!と保存した写真も、友達の家で再生したらまったく違う色になる。(明るい・暗い、色あせているとかけばけばしい色になるといったあたりは、もう当たり前。下手すると、色が化けて出てきます。) 当然、デジタルの写真をディスプレイで見る世界がここに来ているなんて主張されるくらいですから、デジタルカメラの写真を撮って出しのそのままの姿で評価しなければ写真じゃないっなんて主張はされませんよね?当然、レタッチも作品の一部です。 「全く違う。」のレベルが、色を見るプロフェッショナルが並べてみてやっと解るか解らないか程度の話なら、まだよしとしましょうか。でも、現実には、素人がぱっと見ただけで「あれ?」と思う程度違います。 「そんなはずはない。絶対量は絶対だ」と言われるなら、ちょっとOKWebの質問で、「ディスプレイで見たとおりの色で印刷できないんです。なぜですか?」という質問がどれだけ出ているか見てみると良いでしょう。もうFAQと言って良い質問ですから。つまり初心者・アマチュアが見ても満足できないくらい変わるわけです。 デジタルの色が絶対値なら、こんな質問絶対に出ないはずですよね。絶対値ならテレビに映しても紙に印刷しても全く同じに見えるはずです。(念のため補足しておきますけど、大半の場合、質問者の機器の使い方が間違っているわけではありません。たんに、調整をしなければいけないという概念がないだけなんです。高級な紙を使えという回答がよく出ますが、これも色が絶対値ならおかしなアドヴァイスですよね。デジタルデータが絶対値なら、どんな紙に印刷しても変わらないはずです。) こんな状態では、当然、公正な評価なんて出来ません。だって、いくら一生懸命調整しても、審査官のディスプレイで見た時は、全く違う色が出るんですよ?何を基準にして調整するんですか? それこそ、作者のディスプレイの型番から、校正に使う機器・OSからビュアーのソフト名とバージョン番号までちゃんと指定して募集する羽目になりかねません。プロの審査官が要求するレベルの機器にどれだけのお金がかかるか想像もつきませんが、まぁ、デジタルになって、無用な費用がかかるようになったと言われることだけは間違いないでしょう(苦笑)コンテストによって違う機器を要求されたら、もう目も当てられません。 賞金がつくクラスのコンテストなら、並べてみないと差がつけられない程度の差でも一等2等をつけなければならないでしょう。当然、わずかな調整誤差が命を分けることにもなるでしょうしね。 すくなくとも、データとしての色の絶対量を正確に絶対量として表示するディスプレイやソフト側の色管理が当たり前の世界にならないと、データ審査の時代にはならないでしょうね。あえて、やたらと鮮やかに見える調整して、「ほらきれいでしょ?」なんて展示をしてパソコンを売っている現状では、まぁ、当分先の話だとは思います。
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
データはあくまでデータ。作品の作画意図を表現するには、再生機器の再現性に依存しないプリントが適しています。 また、プリントだと、審査する側、作品を鑑賞する側も一同に展示された作品を自由に閲覧する事が可能になります。 ですから、時代にも逆らっていませんし、データで審査するコンテストの時代にもなりません。
お礼
スタンダードな再生機器ができれば問題ないのでしょうね。 ありがとうございました。
- 18OSX
- ベストアンサー率42% (553/1290)
色味の問題もありますが、選ぶ側としてはプリントが一番選択の精度が高いからです。 広い場所に何十枚も広げておいて見比べる事ができますから。 それは「手を抜きたい」という意味ではなくて 選ぶには「並べて比較する」という行為が不可欠だからです。 実際に今でも仕事で撮ったポートレートをクライアントと選ぶ際にも モニターで粗選びしたものをプリントして並べて比較します。 「ちょっとさっきのヤツ見せて」って言う度にデータを戻したり進めたりしていたのでは そのうちに適当な選び方になってしまいそうです。
お礼
逆にそうしなければ分らない程度の差に何の意味があるのか考えますね。 ありがとうございました。
- parts
- ベストアンサー率62% (6366/10151)
Q/今後は、コンテストもデータ審査の時代になるのでしょうか? A/それはないでしょうね。 理由は、単純です。 デジタルデータには絶対的な色がないためです。 白は何で見ても白ですし、黒は黒だと思うでしょう。しかし、同じ白でも暖色系になることもあれば、冷たい色になることもあります。特に液晶ディスプレイなどのデジタルディスプレイは、色をカラープロファイルと呼ばれるデジタル情報を元に疑似再現しますから、その仕様が変われば色も変わるのです。 例えば、撮影した画像をテレビで見るとして、テレビには画質モードがあります。ダイナミックモードで見るときとスタンダードモードで見るときでは鮮やかさが違いますよね。 これは、写真に限らずテレビ放送全般でもモードが変われれば見た目の印象はがらっと変わることも多々あるはずです。 パソコンのモニタも同じことが言えます。ディスプレイのカラーマッチング(Windowsパソコンで言えば、カラープロファイル)が変われば色合いも変わります。ディスプレイの画質設定にスタンダード、sRGB、オフィスなどのモードの差があれば、それだけでも色合いは変化しますし、OS標準のガンマコントロールを変更すればモニタの色合いは変わるのです。 そのため、デジタル画像をデジタルのままで公平に審査するのは極めて難しくなります。もし、公平にするなら必ずこのモニターのこのモードで、液晶などなら使用時間は何時間、バックライトの輝度はいくつに設定し、OSはこれを利用しますから、これと同じものでカラーマッチングしてくださいということになるかもしれません。 それに対して、紙に出力したものは絶対に決まった色になります。まあ、褪せたりすることはありますけどね。それでも、短時間に一気に色褪せはしませんから作者がほぼ思った通りの色を再現できます。 例えば、セピア色を再現したい場合は、セピアで印刷します。カラーバランスが若干でも違えばそれに合わせて何度も修正し、最終的にその人が意図した色で出力された印刷物を出品すれば審査時に正しいニュアンスで伝わるようになります。 コンテストがより権威あるものであれば、作品もより色合いなどから伝わる質感を重視するようになります。そのため、紙に出力する過程が大事で、それを大事にしたかしないかという差で優秀者と佳作の差が出ることもあります。
お礼
現状はおっしゃるとおりだと思います。ありがとうございました。 ただ絶対色(量)がないという点には同意しかねます。 デジタルなので記録そのものには絶対量があります。 それ同士を比べるのですから、問題ないでしょう? プリントで見る場合は色なんか変えませんが、モニター での鑑賞が普通になる時代がすぐそこですよ。
- MVX250F001
- ベストアンサー率19% (700/3519)
画像データでも別にダメじゃないんですが、もしそれをOKしてしまうとメール添付等で応募が簡単となり、応募作品が桁違いに膨大になってしまうでしょう たいしたギャラをもらえるわけではないのに、具にもつかない画像データをみなきゃならないかと思うとゾっとします とどのつまり、主催者側の人的・経済的コスト削減のため、わざわざプリントしての応募に限っているのが多いです
お礼
ありがとうございます。このご意見はとても良く分かります。 ですから、デジタルだけにする代わりに応募にお金を取る のが良いと思います。 建築のコンペでは、参加料をとる場合も多いですので・・・
- chichikana
- ベストアンサー率33% (6/18)
詳細はjuriousさんが仰っておられますが、撮影者の意図を確実に反映するには、やはり撮影者自身がプリントすることが一番です。 公平さと撮影者の意図を重んじるコンテストなどでは、そう言った点を考慮しプリントアウトした写真での受付が多いのだと思います。 その方が、撮影者の意図が公平に審査員に伝わりますからね。 よって、コンテストでのデータ審査重視の時代へとなることは無いと思います。
お礼
ありがとうございました。 いま、世界中の美術館でデジタルアーカイブ化が進んでいます 絵画ですらデジタル化してHDモニターで鑑賞する時代なのです。 ユーザーの鑑賞方法を忘れたコンテストに何の意味があるのか よく分かりませんでした。
- jurious
- ベストアンサー率38% (47/123)
写真というのは、写した時の画像情報だけではないんです。 画像情報というのは、フィルムであればフィルム内の素子にどの色、濃さの点がどのように分布して写っているか、 またデジタルであれば、0と1の数字の羅列の順番であって、jpegとかいろんなファイル形式でまとめられています。 それを、きれいと汚いと判断するとしたら、コンピューターかもしれませんが、 今、コンテストを評価するのは人間です。 人間は、目を通してみます。 その場合、紙、あるいはモニターを通さないと画像を見ることができません。 同じjpegファイルでも、印刷するプリンターや紙、モニターの調整などによって、色や濃さなど相当に変わることをご存じですか? よって、デジタルファイルを送って、審査側でモニターなどで見てもらうと、撮影者が意図したものとは異なることが多々でてきます。 プリントなどに仕上げて、撮影者が見てほしい色、濃さ、仕上がりなどまで作って見てもらうのが、高度な写真技術であって、誰もが同じ作品として見れる状態という点でも、作品の公平な評価だからだと思います。 ただし、そこまでこだわらないレベルのコンテストでは、デジタルファイル送信だけで済ませているものもあります。
お礼
フィルムカメラでも、最初に焼いたものと、焼き増ししたものの 色がずいぶん違うことは一般人にとっても周知の事実ですね。 フィルム時代であれば、見るのはプリントしたものが前提ですが、 デジタル時代では、プリントしたものを見る人は少数派と変化 していますよね。 審査する側の目がいつまでもプリントしたものでは、実際に 見る人との乖離が大きくなるだけですよ。 ご教授ありがとうございました
- akamanbo
- ベストアンサー率17% (462/2680)
データだけで審査するとなると、写真のように細かな違いが問われる場合はには、表示する環境を全員が統一せねばならないように思います。
お礼
プリントの状況に左右されない分だけ公平ともいえますね。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。当面はそうなのでしょうね。 よく分かりました。