ちらついている時間がずっと続くようであれば器具内安定器の不良や蛍光管の寿命あるいは取付不良等が疑われますが、気温が低い朝一番でつけた時に暫らくの間だけちらつくようであれば故障ではありません。
蛍光管は、どのような品種でも、冬場のまだ寒い朝の室内などでは夏場に比べて点灯直後非常に暗く感じたり、ちらついたりすることがあります。
暖房などで室温が上がれば、ちらつきが少なくなり、明るくなります。
冬場のガレージや物置など温度が上がらない屋外では、夏場に比べて暗く感じます。
仕事に差し支えるようであれば、始業時間の数十分前に点灯開始しておくか、室温が低い場合は暖房で室内が早く暖まるようにしましょう。
蛍光ランプには微量の水銀が封入されていますので、周囲温度が変わると、ランプ内部の水銀の蒸気圧が変わり、ランプの電気特性も変化します。
また、温度変化により、紫外線の発光効率や、蛍光体の効率も変化します。
蛍光ランプの光束は25℃前後で最高の機能を発揮します。
気温2℃で光束が80%に低下し、-5℃では60%になります。
冬期など周囲温度が低い場合は放電開始電圧が高くなり、ランプの始動が困難になります。
0℃以下になるとこの傾向が顕著になり、コイルフィラメント温度が低過ぎることが原因で、寿命が短く(0℃で80%)なります。
周囲温度の推奨使用範囲は、グロースタート形が5~30℃、ラピッドスタート形が10~30℃です。
お礼
ご回答ありがとうございました。蛍光灯についてよくわかりました。電気店に見てもらったところ安定器の不良でした。
補足
詳しいご説明ありがとうございます。 点灯後1時間くらい経過すると激しいちらつきは徐々に収まってきますが、その後も細かなちらつきは残ります。同じ条件で、同じ室内の他の蛍光灯は全く問題がないのに、1箇所だけこのような症状ですので、どうも蛍光管の問題ではないような気がします。(蛍光管は新品です。) 今までもやはり冬場には同じ器具だけちらついていましたので、ご指摘のように、器具内安定器の不良か、器具の(蛍光管ではなく)取り付け不良が問題なのでしょうか。器具内安定器というものは、劣化、消耗する部品なのでしょうか。素人にできることはありますでしょうか。