No1.2さんの回答に付け加えるなら、
単焦点レンズは、歪曲収差が少なく、ピントを合わせた前後のボケ方が素直で綺麗です。
例えば、前に花を置いて人物を撮影したりすると、花を綺麗に暈したり、煩雑な背景を暈して主題を明確にするような撮影技法も可能です。
また、歪曲収差が少ないと言う事は、建築物など直線が歪むと目立つので、単焦点レンズが重宝されます。
また、F1.2とかF1.4と言うような明るいレンズは、開放では柔らかい描写になります。これは、本来レンズの欠点なのですが、逆手に取って、写真表現に生かす事も出来るのです。
要するに、ズームレンズと単焦点レンズのメリット・デメリットを心得て、適材適所でレンズの使い分けをされる事が肝要だと思います。