参考URLに入れたのは、シナリオ営業をわりと肯定的に説明したものです。要は、短・中期を問わず「これからはこういう会社が儲かる(あるいはこういう株が上がる)というシナリオを証券会社が考えて、それに関連した銘柄を推奨しまくる」っていう風に纏められるでしょうか?
バブルの頃に派手にやっていたので記憶に残っているのは、湾岸ウォーターフロント開発ですね。鉄鋼会社などの重厚長大産業が、東京湾岸に持っている遊休地を再開発すると、ガバガバに儲かる会社に生まれ変わる、ってシナリオで、「どこの会社がどこに土地をもっていてその含み益はいくらある」ってな話をネタにして、株を買い上がっていた、と記憶しています。(だいぶ昔の話なので、正確に思い出せない。)
シナリオの中にインサイダーっぽい情報が入っている可能性もあるので、ダブる部分は少しはあるかも知れませんが、どっちかというと「公開されている情報から、『想像力豊かに』シナリオを描く」って感じなので、一応は別物、と考えてよいと思います。
尚、No.1の方があげたマトメ買い(?)と新規公開株の優先割当は、シナリオ営業と言われるものには、私は入らないと思います。前者については、シナリオ営業に基づく大量推奨販売に沿って、証券会社の自己部門が買った銘柄を、営業部隊が客に嵌め込んだ、という意味では絡んできますが…。
お礼
ご回答ありがとうございました。 あの、その道の方でしょうか? こんなにも、分かりやすく、なおかつ実際の売買に基づいて説明をしていただけるとは思ってもいませんでした。 実は、わけあって、金融・証券関係の勉強をしているのですが、勉強すればするほど、分からないことがたくさん出てきますね。 私も一日も早くakyyさんのように詳しい説明できるだけの知識を身につけたいと思います。