洗い方ではなく,すすぎ方が悪いのだと考えられます。
つまり,すすぎ不足ですね。
すすぎ不足になりますと,古くなって酸化した皮脂やその皮脂と混ざり合ったホコリなど,そして,洗浄成分が頭皮に残ってしまいます。
皮脂やホコリが残っていますと,雑菌などの繁殖する際の餌になりますから,白癬菌などのカビが繁殖している(タムシ)ためのフケと言うことも考えられなくありません。
シャンプー剤の使用量は少なめだがすすぎそのものが不足している場合は,これだと考えて良いと思いますので,皮膚科,または,外科の治療が必要になります。
もちろん,すすぎそのものに注意する必要もありますけどね。(原因が取り除かれませんと,治癒しませんからね)
通常,シャンプー剤は,多くても500円玉くらいの量(ポンプ1回押しの量)なのですが,それ以上使用していたり,シャンプー剤を手に取らないで直接頭皮にかけてしまっていますと,一番最後のすすぎを5分間していたとしても洗浄成分が頭皮に残ってしまうためすすぎ不足になってしまいます。
ロングヘアの場合で,500円玉1枚の量ですから,一般的な男性の場合やショートヘアの女性では,その半分の量で充分です。(自分の髪の毛の長さにあった量を適量と言うことにします)
と言うことで,すすぎ不足にならないポイントを含め,シャンプー法のポイントを書き出しておきますから,参考にしてくださいね。
1.
シャンプー剤を使用する直前に,シャワーを使い,1~2分間程度を目安に,頭皮全体をすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長い髪の毛の場合は,その部分の髪の毛をすすぐ時間をこれに追加します。
2.
500円玉1枚程度の量(ポンプ式ボトル入りの場合は,ポンプ1回押しの量)までのシャンプー剤を手に取り,必ず,5~6滴から最大で手にしたシャンプー剤の2倍までの水分を加えてよく馴染ませ,両手で出来るだけ細かい泡になるように泡立たせてから,その泡を頭皮と髪の毛に移してシャンプーします。
なお,最大量は肩につくくらい以上のロングヘアに対するものですから,それよりも短い場合はシャンプー剤の使用量を髪の毛の長さに合わせて減らすようにしてください。
3.
シャンプーやすすぎの最中は,絶対に,爪が頭皮に触れないようにします。
指先と指の腹の中間部分(指を軽く曲げた状態で,パソコンのキートップに触れる部分)を使ってシャンプーするのがベストなのですが,その部分でも爪が頭皮に触れてしまう場合は,仕方がありませんので,指の腹を使うようにします。
4.
シャンプー剤のすすぎは,シャワーを使い,2~3分間程度を目安に,頭皮全体をすすぎます。
なお,アゴのラインよりも長い髪の毛の場合は,その部分の髪の毛をすすぐ時間をこれに追加します。
すすぎについて
すすぐ際,ただ単に,シャワーでお湯をかけただけでは,お湯が(全体としての)髪の表面を流れてしまい,髪の毛同士の間や頭皮にはお湯が流れないため,髪の毛や頭皮に汚れやホコリ,そして,洗浄成分までもが残留してしまうため,とてもすすいだとは言えません。
そこで,シャワーなどのお湯がかかっている部分を,手透きの手の掌を窪ませてお湯を受け止めながら,優しく髪の毛や頭皮をさすったり,受け止めたお湯を頭皮に押しつけたり弱く叩きつけたり,また,場所によっては,シャワーヘッドを頭皮に触れるか触れないかくらいの距離に保ち,頭皮に直接お湯が届くようにするなど,いろいろと工夫をしながらすすぐ必要があります。
なお,この場合でも,症状が酷い場合は,皮膚科,または,外科の治療が必要となりますので,必ず,受診するようにしてくださいね。
お礼
詳しい説明に感謝感激です。すすぎなのですね。 シャワーが大事とのことですが、家は古いし、借家なのでシャワーがありません・・・