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国会論戦・戦術についてのタイトル
- 国会における審議拒否・採決欠席の割合は増えているか
- もし増えているのであれば、何が原因か?もし増えていないのであれば、この誤認の原因は?私の認識だけの問題?マスコミの報道が変化してきたせい?その他何かの変化があった?
- もし増えているのであれば、その程度増えているか?
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丁寧なお礼有り難うございました。 >強引な国会運営をしなければならない理由があったということですかね。 自民党政権下の法案については、殆どは官僚が作成したものです。 安倍政権は、政権交代が意識されはじめた政権です。 その当時から民主党は官僚改革を鮮明に打ち出していましたから、政権交代が有った場合、官僚が作成した(官僚のための)法案が通りにくくなる可能性があり、自民党は参院選で敗北色が濃厚だったので、「自民党が絶対過半数の議席を持っている間に、出来るだけの法案を通してしまえ!」と言う思惑が、自民党と官僚の間に有ったんですよ。 どうでも良い様な法案も「今のうちに」と、どんどん提出・採決されています。 参院選以降、福田,麻生両内閣は、野党が反対する法案については、参院ではなかなか審議・採決されず、多くの法案を提出すれば、一層いたずらに会期を空費される原因になるので、法案数は激減します。 重要法案でも衆院2/3で再可決するしか無くなりますが、そうなると野党は審議拒否や欠席で応戦し、即ち最終的に強行採決が目立った格好かと思います。 再可決された議案に関しては、概ねが国民関心事の重要法案であり、マスコミも報道しますから、与野党の対立姿勢も目立ったのではないでしょうか? > そう考えるとなんだか安倍さんがかわいそうになってきました。 同感です。 安倍総理は、絶対安定多数と高支持率を背景に、初の戦後生まれの首相として颯爽と登場しましたが、閣僚の醜聞や、小泉総理のツケ(年金問題など)で退陣となりました。 任期中は、ご自身の政治理念の追及と言うよりは、自民党と官僚の思惑に操られた様に感じます。 ただ、安倍総理の理念(美しい国)は、判りにくかったですね。 憲法改正や、教育改革(自虐史観の見直しなど)に関しては、非常に重要で、やるべきとは思いつつも、やや性急と感じられましたし、右傾化を危惧する声も多く、それにも耳を貸さざるを得ませんでした。 安倍総理の言う「美しい国」は、のどかな田園風景だけでは無く、どうしても「美しく行進する軍隊」の姿を想像してしまいました。
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- at9_am
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> (1)国会における審議拒否・採決欠席の割合は増えているか 審議拒否・採決欠席等の引き延ばし戦術は、民主党が野党だった時代よりも大幅に減っています。例えば先の170回(一昨年9月~昨年1月)および171回国会(昨年1月から7月まで)では、ほぼ全期間にわたり引き延ばし戦術を繰り広げました。 一方で、先の172国会以降、自民党が審議拒否をしたのは、ただ自党に有利な法案を通すだけのために4日だけ延長した4日間のみです。他には見受けられません。 また、例えば党首討論は、鳩山氏が総理になってから未だ開かれていません。というか、鳩山氏の疑惑が明らかになってから、というほうが正しいのでしょうけれども。 この間、自民党側からは何度も申し入れがありましたが、民主党側の強硬な反対にあい、実現していません。 したがって、(2')です。 因みに、有名な鳩山総理の 稲田「友愛とはなんですか?簡潔にお答えください」 鳩山「宇宙が生まれて134億年、地球が生まれて46億年~」 の答弁は、173国会の衆議院予算委員会第4号でのことですが、国会会議録に会議ごと収録されておらず、なかったことにされています(衆議院TVでは確認することができます)。 長い時には半月ほどかかることもありますが、2か月というのは未だかつてないことです。 また、原口総務大臣の報道の自由を損なうような発言なども最近ありました。 このような、ある意味「やってはいけないこと」を多くやっているから、というのが私の認識です。もちろん、マスコミ(特にテレビ)の影響もあるのでしょうけれども。 (4)海外ではどうなのか? 例えばアメリカでは、突発的なことでない限り、投票しないことはあり得ません。しないとすれば、それは「重要ではない」ことだけです。 例えば、予算がらみのことについては、重要だと考えない議員はいませんから、投票しない議員はほぼいません。審議拒否をする議員もいません。堂々と意見を述べます。 が、ほとんど重要ではない議題については、非常に小さい小委員会を開き、そこだけで完結する(当然、法的な拘束力のある議決はできない)形を取ることはあります。したがって、審議拒否どころか、そのような会議が開かれていることすら知らない場合があります。 この制度はアメリカのほか、カナダなどでも存在します。
お礼
ありがとうございました。
補足
11月半ばまでは与党の国会運営が強引だとして 自民党やみんなの党など与党が欠席していました。 しかし、民主党が野党の意見に耳を傾けるようになり 正常化を望む自民党以外の野党は出席するようになりました。 それ以降は自民党だけが欠席を続けました。 自民党の欠席が12月中のたったの4日だけというのは いくらなんでも事実とかけ離れすぎていますよ。 最低限、最近自民党が欠席し続けていた事実は踏まえていただきたいです。
- harumoumi
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(2)もし増えているのであれば、何が原因か? 増えていると思います。 以前は、絶対多数の自民党に野党といった形が定番となっていましたから、 野党筆頭の旧社会党でさえ政権を取る気はさらさら無かったように思います。 各議員が自分の議員の椅子が確保されていればそれで良かったのです。 しかし、民主と自民は政権を握る事が目的の政党ですので、 より強い対抗意識があると思います。 よって、下野すれば、目的は政権転覆&総選挙、という事になるのでしょう。
お礼
なるほど。二大政党制だからこその対抗意識ですか。 そういわれると納得します。 自民党以外の野党はきちんと出席したり、法案に賛成しているのに 国会内での第二党である自民党だけが欠席・反対しているのは 第二党の役割を果たしているということなのですかね。 でも…ということは、今後も同じような状態が続くのですかね。 私は、より多くの党・議員の意見を反映させ修正法案を作っていくほうが いいと思っています。野党になった自民党にも、欠席や反対ばかりではなく これまでの経験を国政に活かしてほしいと思っているのですが、 それは期待できない可能性が高いということは少し残念です。 参考になりました。ありがとうございました。
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お礼
# 「自民党が絶対過半数の議席を持っている間に、出来るだけの法案を # 通してしまえ!」と言う思惑が、自民党と官僚の間に有ったんですよ。 # どうでも良い様な法案も「今のうちに」と、どんどん提出・採決されています。 なるほど。ものすごく納得できる解説です。 外交的問題や社会情勢など外的要因で、多くの法案成立が 必要だったのかと思ったのですが、どちらかというと 内的要因のほうが強いようですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。