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日本の核武装について

日本の核武装についてのレポートを書いています。 日本の核武装に賛成か反対か、またその理由を教えて下さい。

みんなの回答

  • mk57pvls
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回答No.13

こんにちは 他の方の回答と重複する部分もあるのですが、結論から申せば「反対」です。 理由は (核武装に)かかるコストに見合うメリットがどうしても見いだせない からです。 まずご質問の"核"を、核分裂(平たく言えば原爆)ないしは核融合(同 水爆) による核爆発現象により対象物(この場合は主に相手国同種の核兵器とそれを 運用するシステム全般)の破壊を目途し、我が国が"抑止力"として実運用可能な 兵器システム、という前提でお話させて頂きます。 第一に核兵器の「開発・製造」についてですが 最も基本となる兵器級のプルトニウム(WGPu)を生産する体制が現在の我が国 には全く出来ていないので、そこから着手する必要があります。WGPuの製造 にはいくつかの方法があるのですが、研究・開発・管理の体制構築から、具体的 な製造プラントの設計・建築ままで考えると、いずれの方式をとるにせよ製造 までは順調にいっても4~5年という時間がかかることが予想されます。 また完成した核兵器の投射手段についても同様にあらたに作る必要があります。 これまでに蓄積された既存技術の応用を考えるとロケット、つまり"弾道ミサイル" をプラットフォームとすることが実現の可能性が高いと思いますが、ミサイル 自体はまだしも、大気圏再突入時における弾頭の耐熱、姿勢制御 及び 高硬度、 深々度の地中目標に対する弾体の貫通能力などは、これまでほとんど技術蓄積が 無いので、今から開発することになるため、こちらも実用化までは相当の年数が かかることが予想されます。 次に「配備・展開」ですが どのくらいの数の核を保持すれば良いのか?ということを考えた場合 まさか「2,3発でも"抑止力"として充分」などという非論理的な戦略はとれません ので、我が国への核攻撃能力を持ち、かつ潜在的に攻撃する意思を持つ周辺国が 装備する核への報復能力を考えた場合、一説では200~300発程度の核弾頭が必要に なると言われています。 弾頭をMIRV化することで弾道ミサイル自体は50~60基でまかなうにしても、相手国 からの先制核攻撃に対する防御及び報復手段の温存化を考えるとそれらのミサイル は"分散配置"せねばなりません。 しかしながら一般的な地上配備(いわゆるサイロ)方式では、それら施設を複数 持つことは我が国の地勢上から見て極めて困難な(広大な場所を必要とする) ため、潜水艦発射型(いわゆるSLBM)による海中配備方式しか取り得る手段が なかろうかと思われます。 とは言え、我が国にはSLBMを運用する戦略型ミサイル潜水艦の建造実績が無いため、 こちらも同様にあらたな開発が必要となりますし、SLBM運用のための秘匿性等を 考慮すればどうしても核動力型潜水艦(SSBN)とすることを前提とせざるを得ず つまりは、専用の補給整備施設も別途必要となるでしょう。 前述のサイロほどではないにせよ、その設置場所の選定自体は極めて難しいと 思われます。 さて、開発・製造、配備・展開、だけ考えても こんなにも難問だらけな上、 きちんとした兵器システムにするには、さらに 対象国(相手国)からの攻撃の 警戒・監視、と探知・追尾、及び攻撃(反撃)の指揮・指令などのC4ISRの 導入、拡充が必要となるのはもちろんのこと、核兵器及びそのプラットフォーム の維持・管理、と廃棄のシステムや体制も別途準備せねばなりません。 こうやって考えてみると着手して5年、10年(あるいはそれ以上)たって、ようやく 戦力化の可否が見極められるワケであり、その間の膨大な投資をどのように捻出 してゆくか?もちろん配備後の(運用・維持管理の)予算増への対応もしかり です。 さて、これら軍事的な面からの問題以外にも、非核三原則を初めとした我が国 の核、原子力に関する方針、諸法の見直しや改訂をはじめ、NPT等の国際間の取り 決め、諸条約等のコミットメントも再考をせねばならず、最悪の場合は国連に よる制裁の発動も視野に入れた対応もせねばならないでしょう。 膨大な手間とコストをかけて仮に戦力化を成し遂げたとしても、得られるもの よりも失うもの(これまでに我が国が培ってきた国際的な信用等)のほうがはるか に大きいのではないでしょうか?

  • east-with
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回答No.12

 前回答は学生には難しすぎる。さらに、最悪のシナリオのみに前提を置いている。だから、偏見があるのは認める。  要するに、日本の核問題は世界情勢も大きく関係がある。そこを見極めないと日本は戦争せざる負えなくなる。勿論、勝てないと思うが。  まず、この軍事問題は賛否がある。私は反対だが、賛成でも構わない。その問題は本質的に難しい場所にある。反対は平和主義者で、賛成は現実主義者なのだ。理想を解くか、現実を解くかで変わる。  そこで、私は第二次世界大戦や憲法9条で理想主義(ロマン主義)に走った。つまり、平和主義者は現状よりも理想や理念を強く解こうとする。何が何でも戦争はダメとか、甘い考えを持つものなのだ。  実際、私もそうである。戦争は避けらない。それよりも、いかに日本を守るかという事を考えないといけない。  平和主義者や核不要論は、単なる理念や理想である。理念や理想は単なる心の中の問題で、現実とは異なる。  現実とは何か。中国の軍事力増産なのだ。そのためには日本は核を持たないといけない。  ただ、私は理念や理想という心の問題が重要だと思う。日本を唯一の原爆の被爆国と解くのであれば、やはり理念や理想として平和という空想を強く望んでしまうのである。

  • east-with
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回答No.11

 日本の安全保障や防衛の問題は、1950年の警察予備隊から自衛隊の設立、1960年の日米安保理条約などの問題があります。よく言われる議論は自衛隊は憲法9条違反という解釈です。憲法9条は陸軍・海軍・空軍その他の戦力を保持しない、日本は恒久的に交戦権を否認するとあります。ですが、自衛隊の問題は憲法9条を固く保持した場合の問題も多くあります。日本が戦力を保持しない場合は中国や韓国に外交面で不利です。日本の安全保障は自国保護や防衛のみして、戦争はしないという鉄則があるわけです。つまり、海外遠征など日本の防衛は1950年は想定されていなかったのではないかと思います。日本の防衛は憲法解釈を繰り返しましたが限界に近付きつつあります。だって、自国を守るだけなら軍隊ではないという解釈ですもの。こういう考えが、現行制度と矛盾します。  次に、日米安保理条約の解釈の酷さです。日米安保理条約は、日本の本土が侵略されたらアメリカ軍が応戦し、アメリカ本土が侵略されても日本は憲法9条で応戦できない。まず、この正当な解釈が成り立つとは思いません。今のアメリカは日本を守る事はしないでしょう。だって、アフガン・イラク戦争で財政に疲れが出ているからです。第二次世界大戦以降アメリカは、1945年~1991年の米ソの冷戦、1990年の湾岸戦争、2001年のアメリカ同時多発テロの報復戦争であるアフガン戦争、2003年のイラク戦争をしています。特に1990年の湾岸戦争から2003年のイラク戦争などその13年に大きな戦争を3回したのです。アフガン戦争はブッシュ政権は短期に解決すると予想しましたが、オバマ政権でも解決できるかは分かりません。イラク戦争もそうです。アフガンとイラクの民主化は必要であった。しかし、その内部の民族対立や紛争を想定できたのかが疑問です。現在でもテロ攻撃が多いです。イスラム原理主義は怖いです。イスラム教が怖いのでなく、原理主義者が危険なのです。つまり、民族対立です。  イラクはアメリカの石油の利権を巡る戦争だった。しかし、その代償は大きかった。  さて、戦争史の話はそこまでにしましょう。かなり脱線した。でも、キーワードは書いた。日米安保理条約による日米同盟。日本は湾岸戦争は資金で解決したが、アフガン・イラク戦争は自衛隊の海外派遣をした。つまり、1950年代の憲法解釈を無視したのである。そこで、日本は世界に国際貢献を果たす事が出来た。だが、憲法解釈に無理が生じたのである。  日本の核武装の問題を解きます。まず、核開発競争という戦略を知りませんか。インドとペキスタンの問題です。インドが核を開発し、負けず劣らずペキスタンも核を開発しました。それが核武装で実際に核を大量に作り、実戦では使っていない。つまり、冷戦構造を生み経済貿易に支障が出てきます。冷戦構造は米ソの核競争と同じで、アメリカとロシアが核を多く保有し廃棄の問題も起きています。ブッシュ前大統領とプーチン前大統領の核削減で、軍縮条約もあった。しかし、核削減は両国の利害があり解決は難しい。  日本の核配置問題には、米中問題も絡んできます。まず、日本国が中国や韓国側に核配置した場合は、国際問題になると思います。日米同盟も解消されかねないと思います。まず、社会主義圏の核配置は時期的にも遅い。日本の核配置は第二次世界大戦の契機の国際連盟離脱と貿易ストップや侵略戦争で敗戦という悲劇を二度味わる事になります。日本の核配置を支持する国は国際連合の中にはいないでしょう。まず、アメリカも中国との経済路線などを考えているはずです。つまり、米中同盟も近づきつつあるように思います。60年前の日米同盟は社会主義圏の排除が目的だった。しかし、今の日本の配置は対中国の米軍駐留です。  ここで間違えてはいけない事。日本に米軍駐留がある。つまり、中国は日本は怖くない。中国は日本に配置されている米軍が問題で、そこでアメリカの圧力というか駒でうかつに戦争出来ないのです。だから、中国はアメリカと同盟を結びたいと思っているでしょう。アメリカも核保有国の中国とは戦争は避けたいと思うでしょう。つまり、米中の相互的意思が交わります。だから、現在は米中は戦争状態ではなく均等な状態なんです。つまり、お互いの思惑が一致するのでは。その段落の妄想は私の一方的な解釈です。  日本が核を保有すると、下手すれば北朝鮮のようになります。まず、経済制裁や銀行口座の凍結などされますよ。それが日本にとって経済的に幸福かを考えないといけません。  要約  ここまでの議論をまとめる。  核は保有すべきではない。理由は、核を保有する事で日米同盟やアジア情勢の軍事力の均等が崩れるから。

  • kntmtty
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回答No.10

賛成です。 NO.2の方の意見に共感します。 不安要素は、日本が核開発をするとなると隣国の緊張感を高めたり、米国が嫌悪感を抱かないか、という点です。他国と共有するのが望ましいのではないでしょうか? 必要性に関して挙げるならば、1番はやはり自衛手段として考えます。侵略を受けた場合、敵国に対して『こちらを殲滅する気ならば相打ちにするぞ』という抑止力が働き、侵略を受けても殲滅という被害に遭わないためです。 田母神元航空幕僚長の講演を聴きましたが、『核兵器をドンパチ打ち合う戦争はありえない。使えば必ず自国の首都が狙われるから。』と話されました。 『逆に核兵器を持たない国は、持つ国に対して常に侵略のリスクを背負うことになる。持つに至らなくても持ってるかも知れない、という格好だけで十分役割を果たす。』イラクがアメリカに攻撃されたのは、核攻撃がアメリカ(イスラエル)まで届く心配が全くなかった(=可能性があれば攻められなかった)という説があります。 メディアでは外交カードとしての役割を期待している方が見受けられますが、 例「日:日本は核開発をする⇒隣:非常に許せない⇒日:隣国が●●をやめるなら核開発はしない」(日本は大部分が「遺憾に思う」ではないか?) しかしながら、過去に日本の外交手腕を評価する報道がされてこなかったため、この点に関しては私にはイメージができません。

回答No.9

レポートということで まずは質問者さんの定義する 「核武装」を上げてくれないと 偏った集計にしかなりませんし ともすれば、質問者さんが都合の良いような 解釈で集計結果が出るかもしれません つまり 核弾頭搭載可能な巡航ミサイルを保持することなのか? 核弾頭搭載可能な中・短距離ミサイルは質問者さんのいう核武装ではないのか? それらを保持していても核弾頭がなければOKなのか? 核弾頭への転用可能な技術・物資も保持することもNGなのか? 某日本海側にある原子力発電所を大陸側からの進行があった場合に 臨界暴走させ核地雷と化すのは核武装ではないのか? 劣化ウラン使用の弾頭は核兵器に値するのか? 原子力設備の近くに転がってる基準値ぎりぎりの 放射汚染された石ころは核兵器か? などなど そこらへんをマズ説明してくださいな ちなみに核だろうが非核だろうが 武装化には反対ですけどね <日米安保が守られている上においては

  • rikukoro2
  • ベストアンサー率21% (1316/6195)
回答No.8

『どちらかというと反対』  問題として核を保有するのは非常に困難だからです。 理由1  核を開発するのは簡単ですが、実際に運用可能かはテストしなければなりません。その場合現日本国内で既に利用可能な地下核実験場所の捕獲は困難なからです。  無理やり開発しても、大型で1メガトン以下では運用も困難です 理由2  現在の核は戦略核ではなく、戦術核への時代へシフトしています。そうなると核を発射するための武器が必要です。その場合、現時点で最も有効なのがSRBM搭載可能なミサイル潜水艦です。  米国でいえばオハイオ級潜水艦ですが、日本には製造技術がなく、開発は非常です 理由3  問題として核は米からのレンタル(核シェアリング)潜水艦もライセンス生産としても、後は日本の諜報能力がありません。  戦術核は有効範囲が狭いため、着地地点を見極めねばなりません。例えば仮想敵国の中国のどの場所にミサイル基地があるのか、レーダ施設があるのか、日本はスパイ衛星も無ければ米国CIAのような諜報機関もありません、着地する場所が分かりません  以上のような理由 ・核開発のノウハウ ・実験場の確保 ・核の運用手段 ・核の小型化 ・情報力の絶対的な不足  上記の理由により核武装は反対ですね  

回答No.7

私は賛成です。 攻撃的に使うのではなく、防御という意味で核武装するのは、仕方ない時代になりつつあります。 黒船に対して、剣で戦う時代ではない、という明治維新の頃と似た感じを受けます。 日本の経済力が高く、アメリカにとっても利用価値があるので、核の傘がありますが、今後もずっと続く保証はありません。 日本を狙って侵略しに来た場合、アメリカの保護がなければ撃退するのは難しくなるでしょう。 大国に擦り寄っていくか、あるいは軍事力をつける=核武装するしかないと思います。 核武装を選んだ場合、外国は大いに反対するでしょうね。 日本の技術力を恐れていると思います。 日本が本気になって開発を進めたら、非常に高性能で今までよりもずっと小さく機動性がある核兵器を短期間で作れるだろう、と畏怖していると思います。 さらに、「カミカゼ・アタック」も記憶に新しいでしょうから、いざとなれば自爆覚悟で発射ボタンを押しかねない国と思っているかも知れません。 拳銃を手にしてチラつかせながら話す相手と、丸腰の状態で対等に交渉するのは難しいですよ。

回答No.6

反対です。 核武装という考え方自体がすでに古臭く、核を持ったからといって軍事抑止力になるとは到底思えません。 相手の国を焼き払っても得るものは何も無く、今の核なら下手すれば自国も甚大な被害を受けます。 もちろん世界からは総スカンを喰らうでしょう。 それは人的被害だけでなく自然や世界経済にも大打撃を与えますし、ちょっとでも頭が回れば、核を使うのがいかに愚かなことかわかりそうなものです。 そういう「あっても使えない」道具になんの意味があるのでしょう。

noname#103524
noname#103524
回答No.5

まず僕は日本を含む世界の核武装に反対です。なぜなら少なくとも他人の思惑で、僕や仲間の生命にインパクトを与えてほしくないという一点です。 自分に世界の核使用の権限が与えられるとは思えませんので、そんなに他人を信じていません。 あとそれ以前に、日本の核武装は現実段階に至った瞬間に、その計画は必ずアメリカにつぶされます。むかし仕事関係で米大使館員(下っ端武官)と知り合った時に、彼は「核装備されると一番嫌だとアメリカが思う国は、日本だよ」と言ってました。 実はアメリカは日本人の戦闘能力及び好戦的性格が、心底怖いらしいです。 従って、アメリカの完全なコントロールの下でないと、日本列島に核は置かせない。って言ってました。 アメリカの完全なコントロールの下では、何発か有るけどねとも言ってましたが、、、。

  • 011231
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回答No.4

賛成です。 日本は世界唯一の被爆国ですが、戦後の冷戦時代、現在では北朝鮮が用いている事からわかるように、これからは6カ国協議含め、更には中国、ロシア、アメリカ等との個別の外交交渉を乗り切るにあたっては抑止カードとしての役割として必要不可欠とならざるを得ないかと思います。更に言えば、非核3原則も核持込の事実の調査結果次第では、存在意義の崩壊を招き、核武装化論の台頭を加速することになるのではないでしょうか。但し、そうなったとしても過去の軍部の暴走による戦争の体験を繰り返してはならない事は忘れてはいけないのであり、文民統制の今以上の強化は併せて不可欠になる事は言うまでもないでしょう。