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なぜ傷んでいる部分は美容院で切られるのでしょうか?
なぜ傷んでいる部分は美容院で切られるのでしょうか? ずっと髪を伸ばしていますが、毎日コテで巻いているので毛先が痛んでチリチリになっています。 ストレートアイロンで毛先まで伸ばしてツルツルにしてから巻いているので、ヘアセット後の髪では痛みは特に気になりません。 長さが欲しいので痛みはそのままにして伸ばしたいのですが、以前美容院へ行った時に、痛んでいる部分を切られて短くなった事がありました。 なぜ痛んでいる部分は切られてしまうのでしょうか?
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まず,一つ目の理由は,傷んだ部分の修復はほとんど出来ないためです。 トリートメント剤などである程度修復出来ることもありますが,どちらかと言えば,傷んだ部分を隠している状態に近く,ちょっと気を抜いただけで毛ぼろぼろになってしまいます。 そのため,私たち理容師や美容師は,傷み具合によっては,修復不可能と考え,傷んだ部分をカットすることにしています。 で,たぶん,一番訊きたいのはこのあとだと思います。 では,傷んだ部分を放置していた場合,髪の毛はどうなるのかと言うことですが,それは,髪の毛がすかすかな状態になってしまいます。 髪の毛が傷んでいる状態というのは,髪の毛表面を覆っているキューティクルが開いていたり破損している状態を指しています。 つまり,キューティクルに隙間が出来てしまい,そこから,まず,髪の毛内部の水分が逃げてしまいます。 髪の毛は,約13%の水分保湿率の時に一番健康な状態になりますので,それを下回るようなことがありますと,髪の毛がパサパサしたり赤茶けて見えたり簡単に切れてしまったりするようになるのです。 また,キューティクルに隙間がありますと,シャンプーしたり雨などに濡れるなど,水分に触れるようなことがありますと,キューティクルの隙間から髪の毛内部の大切なタンパク質が逃げて言ってしまい,次第に事態は深刻な状態になっていくのです。 そして,これは,確かに毛先から始まりますが,自体が酷くなりますと,髪の毛の根本付近まで及ぶようになってしまいますので,私たちプロは,ある程度以上傷んだ髪の毛を見つけた場合,お客様の髪の毛の健康と美しさを保つために,カットするようにしているのです。 これが二つ目の理由ですね。 ちなみに,キューティクルが破損している場合,引っかかりがまずありませんので,指などで触りますと比較的つるつるしていますので,傷んでいるとは実関しにくいですね。 でも,シャンプーの度にタンパク質は逃げていってしまいますよ。 どうしてもカットして欲しくない場合は,カット直前に,「傷んだ部分があっても,その部分はカットしないで欲しい」などと断りを入れるようにしてください。
お礼
とっても参考になりました。 ありがとうございました^^