FXの口座開設をする際には、どこのFX取引業者でも審査基準が設けられています。
口座開設をするだけで、どうして審査があるかといいますと、FXが元本を保証されていない金融商品であるからです。
場合によっては、元本を上回る損失が発生してしまう可能性もあり、そのような損失が出た場合は、自己責任で損失分を支払わなければいけません。
万が一そのような事態に遭遇した際に、支払い能力がない場合は、取引業者側の損失になってしまうわけですから、審査する必要が出てくるわけです。
しかしながら、FXの審査基準は、各社によって異なりますし、明確なことはわかりかねますが、一般的に共通している審査基準は以下のようになります。
日本国内に住民票があって、定まった住居を所有している。
20歳以上70歳未満で安定した収入のある職業を持っていること
同業の会社に勤務していないこと
余裕資産を保有していること
しかしながら、実際のところは、資産状況を調べたり、勤務先に在籍確認などの電話を入れるようなFX取引業者は、ほとんどないと考えてよいでしょう。
口座に入金している金額を上回る損失が出ることは、全くないとはいえませんが、各FX業者は、ロスカットルールなどを設けて、利用者の損失の拡大を防ぐ措置をとっているので、よほどレバレッジを大きくかけて取引し、損失を出さない限り、入金額を上回る損失が出ることはほとんどありません。