為替リスク、為替手数料がなくなるので、以前より容易に貿易のコストが低くなり、活性化します。金融面でもコストが低くなるので、活性化しますね。貿易以外でも生活面でもあります。簡単な例で言うと、隣国まで車で30分で、あっちで買い物しようと思っているけど、通貨を交換するのがめんどくさい、他通貨の小銭が増えてしまうから止めようと思ってたのが、同じ通貨だと、そういうハードルがなくなり、経済も活性化します。
後は、他の方が言っている様に、通貨の安定がメリットと思います。やはり規模が大きくなるので、特に小国では通貨を安定させる事が出来ます。特に欧州は安定的な大きい国が入っているので、安定度が増します。また、ユーロは非常に規模の大きな通貨ですので、ドルが凋落した場合の保険にもなりますし、世界的な発言力も増します。
イギリスが加盟しなかったのは、他の方が言っている通りと思います。一般的に加盟しない狙いと言うと、自国の独自政策を確保する為かと思います。簡単な例ですと、自分の国の景気が悪いが、欧州全体では良い場合に、ユーロは金利が高く設定され、通貨の供給量も絞る状態になりえます。しかし、自国は景気が悪いので、金利を低くして、通貨の供給量も増やすという政策を取りたい場合がありますが、これが出来なくなります。イギリスも建前の一つはこれです。特に金融立国の様相が強かったので、こういう意見も多いと思います。話はずれますが、今ドイツで働いていて、イギリスにも支店があるので、ドイツ人とイギリス人と一緒に話す機会がありますが、良く出る話題は、ドイツ人からイギリス人に、ユーロとポンドのレートが1対1に近づいてきたから今が、ユーロに入る良い時期ではないかとの話です。人によりますが、イギリス人は色々理由をつけて否定する意見が多いです。心理的な面でイギリスが陸続きでないというのも躊躇する一つの理由と思いますし、たまにイギリス人から聞く話で、イギリスが歴史的にも言葉的にも政治的にもアメリカに親近感を持っているのも影響しているかもしれません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 国境地域の経済を活性化しますね。 小国も支えあって共同で成長すると言う思想があるのです。ヨーロッパは排他的でないということはいえます。 イギリスは、対面よりも実際に重点を置く典型的アングロサクソニックシンキングでしょうね。