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医者の海外留学
現在アメリカ在住の者です、こちらで生物系の研究してます。 私の周りに、日本から医師の方で短期間(中にはそのまま、アメリカいる人もいる)研究留学でラボに来る人が多く、直接聞けないので投稿させていただきます。(失礼なのは承知です…ゴメンナサイ) 日本では臨床されていて、こちらでは無給で(基礎系の研究)の方が非常に多く、また研究内容も短期間なためそれほど…そして、臨床に直結するかというとイマイチ微妙そうで… この前もミーティングのときに突っ込まれてましたし。 それでも日本に帰って評価されるのでしょうか。 「箔付け」とは聞いたことがあるのですが、これは日本特有のものなのですか? 他国の医師の方でこちらで研究している人からはあまり聞きかないので。 日本からの留学者が多くて、聞きたくて聞きたくて仕方がないのですが、もしどなたかご経験者、ご存じな方がいらっしゃればレスいただければ幸いです。
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- milky2222
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日本の大学病院の医局は、大昔から英語の勉強と箔付けのために、2年間の研究留学へ行かせるという習慣があります。 普通は、共同研究をしている海外の研究所へコネで留学します。 国立大学の臨床の医局に残って、臨床をやりながら博士号を目指している助手の先生は教授がふるいにかけますが、教授を目指す先生が多い基礎の医局は、グラントを取って、ほぼ全員が行ってましたね。 臨床や研究で死ぬほど忙しくて時間がない医局の医師に、集中して研究に没頭させて、将来の教授選のための論文を量産させるのが目的です。 教授になったときの海外とのコネ作りという目的もあります。 こうういう先生は、将来教授になれるかという正念場なので真剣に研究されますよ。 2年間、大学から給与が出る場合と現地でポスドクの給与を貰う場合とがあります。 1ドル=360円の頃は帰国後に家が買えたという話です。今は持ち出しのようですが。 研究をしたことのない普通の臨床医でも研究留学は可能です。 母校の医局に頼んで、コネで1年くらいの無給ポスドクへ押し込んで貰います。 ただ、論文博士で自分で実験をしたことがない先生は、1年では大した実績は残せず、単なる異文化体験と箔付けだけですけどね。 しっかり、お客さん扱いです。 1個でも論文が書けたらめっけものというレベルです。 日本特有ですね。 まあ、語学留学で日本人留学生が溢れているのと同じ感覚じゃないかしら。 ただ、日本以外の国からでは、研究留学のJビザで渡米し、滞在中にアメリカで医師試験を受けて移住するのが目的とい医師もいますよ。 こっちも、研究は主目的でないため、お客さんですね。 実験はテクニシャンが殆どやってくれますので、日夜、医師試験の勉強に励んでます。 まあ、そういう世界もあるということで(笑)。
- mimg
- ベストアンサー率30% (12/39)
日本特有かもしれませんね。 韓国でもその傾向があると聞いたことがあります。 父の友人が医師でアメリカの大学に1年間研究留学したましたが、 本人ははっきりと「箔付け」と言ってましたよ。今では日本の医学部で放射線を教えていらっしゃるようでが、人生で一番卑屈になった一年間だったそうです。 きっとそうでない先生方もたくさんいらっしゃると思いますが、アメリカで本当に臨床医をしたいなら研究留学などせず、USMLEをパスして臨床留学すると思いますよ。